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小児用肺炎球菌予防接種についての解説

[2014年4月1日]

小児の肺炎球菌感染症について

 

 肺炎球菌は、乳幼児の上気道に感染し、化膿性髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な全身感染症をおこすことがあります。この菌は、集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれるもので、主に気道の分泌物により感染を起こします。これらの菌が何らかのきっかけで、肺炎や中耳炎、髄膜炎などの重い合併症を起こすことがあります。

 肺炎球菌による化膿性髄膜炎の罹患率は、5歳未満人口10万対2.8人とされ、年間150人程度が発症していると推定されています。髄膜炎をきたした場合には2%の子どもが亡くなり、10%に難聴、精神の発達遅滞、四肢の麻痺、てんかんなどの後遺症を残すと言われています。 また、小さい子どもほど発症しやすく、特に0歳児でのリスクが高いとされています。

 

小児用肺炎球菌ワクチン(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)について

 

 平成25年11月1日から小児の肺炎球菌感染症に対するワクチンとして「プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」が使用されています。 それまでは、「プレベナー7(沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン)」が使用されていました。


 肺炎球菌には90以上の種類があり、それぞれ特徴が異なります。肺炎球菌結合型ワクチンには、特に重篤な肺炎球菌感染症を引き起こすことの多い13種類の肺炎球菌の成分が含まれており、主にこれらに対して予防効果を発揮します。   

 従来、肺炎球菌による重篤な感染症の約75%は「プレベナー7(沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン)」に含まれる7種類によって引き起こされていましたが、ワクチンの普及によりこれらの発生が減少したことで、ワクチンに含まれる7種類以外の肺炎球菌による感染症の割合が増えるようになりました。 「プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」には、新たに6種類が追加され、計13種類の肺炎球菌の成分が含まれています。これにより、従来よりも多くの種類に対して予防効果が期待できると考えられています。
 
 一方で、ワクチンに含まれない種類の肺炎球菌の多くは予防できないため、ワクチンを接種しても肺炎球菌感染症を発症することがあります。

 

小児用肺炎球菌の副反応について

 

 注射部位の反応として、紅斑(84.0%)、腫脹(69.7%)、疼痛・圧痛(28.2%)などが報告されています。その他、食欲減退(31.4%)、発熱(71.3%)、発疹、注射部位のしこり、感冒(鼻咽頭炎など)などがみられます。

 稀に報告される重い副反応としては、アナフィラキシー、けいれん、血小板減少性紫斑病等が報告されています。

 

小児用肺炎球菌の接種方法

小児用肺炎球菌の接種方法
    接種開始時期接種回数                 接種方法
接種開始が生後2月~7月に至るまでの場合 初回3回
   +
 追加1回
 <初回>
  標準的には、生後12か月までに27日以上の間隔をおいて3回接種

 ☆ただし、初回の2回目及び3回目の接種は、生後24月に至るまでに接種すること。それを超えた場合は接種しない。(追加接種は実施可能) また、初回2回目の接種が生後12月を超えた場合、初回3回目の接種は行わない。

<追加>
 標準的には、生後12月から15月の間に、初回接種終了後、60日以上かつ1歳を過ぎてから1回接種。

接種開始が生後7月~12月に至るまでの場合 初回2回
   +
 追加1回
 <初回>
  標準的には、生後13か月までに27日以上の間隔をおいて2回接種

 ☆初回の2回目の接種は、生後24月に至るまでに接種すること。それを超えた場合は接種しない。(追加接種は実施可能)
<追加>
 初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて、かつ1歳を過ぎてから1回接種。
接種開始が生後12月に至った日の翌日~生後24月に至るまでの場合  2回
 60日以上の間隔をおいて2回接種
接種開始が生後24月に至った日の翌日から生後60月に至るまでの場合  1回 
  1回のみ接種

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