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花の丘公園発 知っとく!!花通信(31号~)

[2017年6月15日]

いんザイ君読書


北総花の丘公園緑の相談員さんから、いんザイ君が教わった花の情報を「いんざい花だより」を見に来てくれたみなさんにも教えちゃいます。

No.50 一年草のサルビア

 

 「サルビア」と聞けば、皆さんはどんな花を頭に浮かべるでしょうか?縦長に真っ赤な花をつけるタイプではないでしょうか。

 このサルビア・スプレンデンスのことを単にサルビアと呼ぶことが多いようです。

 

 サルビアの仲間(シソ科サルビア属の植物)は実は900以上あるといわれています。この中にはパイナップルセージ、                チェリーセージ、サルビア・レウカンサなど、皆さんおなじみの宿根性のサルビアも含まれています。ハーブとして活用する              サルビアを、英名を使って〇〇セージと呼ぶ場合もあります。

 

 今回はたくさんのサルビアの中でも、公園や家庭の花壇によく使われる一年草のサルビアをご紹介します。

 花壇やプランター植えには、冒頭であげた燃えるような真っ赤な花に代表されるサルビア・スプレンデンス、シソの花穂に似た小花をたくさんつけるサルビア・コクシネア、ラベンダーに似た青紫色の花に代表されるサルビア・ファリナセアがよく使われます。

 サルビアの仲間は南米や南欧原産のものが多く、これらの一年草ももともとは多年草なのですが、寒さに弱く、日本では                一年草として扱っています。いずれも花は初夏から晩秋まで楽しむことができます。

 

 サルビア・スプレンデンスは、赤以外にも白、ピンク、紫、白と赤のツートンなどがあります。多少暑さには弱い性質がありますが、夏の猛暑を乗り切り少し涼しくなるとまた花つきがよくなります。

 サルビア・コクシネアの花色は赤、ピンク、白があり、細い茎にパラパラと花がついて、風になびくような優しさがあります。

 サルビア・ファリナセアはブルーサルビアとも呼ばれますが、青~青紫、白、白い穂に青の花と主に3種類があります。一年草扱いとはいえ寒さには強いほうで、株元から5センチメートル位で切り、腐葉土をかぶせるなどして強い霜に当てなければ来年もまた楽しむことができます。

 

 これらのサルビアの育て方ですが、日当たりよく、水はけのよい場所で育てます。長い期間花を咲かせるためにはゆっくり少しずつ肥料を効かせるようにします。ただし肥料が効きすぎると花つきが悪くなるのでほどほどに。

 次々とわき芽を伸ばして花穂があがってきますから、終わった花穂はその都度、花茎の付け根近くから切り取ります。どのサルビアも、一度下から半分くらいの高さに思い切って切り戻すと、再びこんもりと形よくたくさんの花穂を咲かせてくれます。

 高温乾燥が続くとハダニがついて葉色が悪くなることがあります。晴れの日続きの場合は、時々葉裏にもシャワー状の水をかけてあげましょう。


スプレンデンス

スプレンデンス

コクシネア              

コクシネア                     

ファリナセア

ファリナセア

No.49 クレマチス

  園芸好きの方に大人気のクレマチス。クレマチスは茎が数メートルも伸びる「つる植物」です。北総花の丘公園では花の時期になると、トレリスにからませた鉢植えを花と緑の文化館 アーバンフラワープラザに展示しています。


 「クレマチス」はキンポウゲ科クレマチス属の植物全体をさしますが、その中でも観賞用とされている園芸品種を「クレマチス」と呼ぶことが多いようです。

 「テッセン」や「カザグルマ」と言ったほうがクレマチスよりなじみのある方もいるかもしれません。クレマチスの中でも大輪クレマチスのことをテッセン、あるいはカザグルマと呼ぶこともあります。

 本来、テッセンは中国に自生しているクレマチス属の植物Clematis floridaのこと、カザグルマは日本各地に自生している植物Clematis patensのことです。テッセンが16世紀前後に日本に渡来して栽培されるようになり、江戸時代にはカザグルマとの交配種がいくつも作られました。

 カザグルマはお近くの船橋市でも市の花に指定されているようですね。ちなみにカザグルマは環境省によりレッドリストの準絶滅危惧の指定を受けています(将来的に絶滅する危険性がある生物とされています)。


 19世紀になってドイツ人医師シーボルトが日本からカザグルマを持ち帰り、またイギリス人のフォーチュンが日本のカザグルマや中国原産のラヌギノサをヨーロッパに紹介して以来、ヨーロッパの種をはじめ、世界の原種との交配・改良によりたくさんの園芸種が作り出されるようになりました。その後、日本へもヨーロッパ産の交配種が逆輸入され、更に交配が進み、今日に至るまで新しい品種が次々と作られています。

 その結果、クレマチスの花は色、形、咲く時期など、バラエティに富む植物となりました。日本でも数百種類が流通しているそうです。選ぶ楽しみもたっぷりですね。


 さて、クレマチスを家庭で育てる場合は、色や形より「花のつけ方」を知っておくことが上手に育てるための重要なポイントとなります。花のつけ方は次の3タイプ。大きくなりすぎたり、先のほうだけに花がついたりしないよう、上手に剪定しましょう。

 ・旧枝咲き(前年に伸びた枝の節に花が咲く)→ 弱剪定または無剪定

 ・新枝咲き(今年新しく伸びた枝に花が咲く)→ 強剪定または中剪定

 ・新旧両枝咲き(前年に伸びた枝の節からさらに新たな枝が伸びて花が咲く)→ 中剪定または任意剪定

 クレマチスはつる植物なのでからむ場所が必要になります。トレリスやフェンス、樹木など、ご家庭にあった工夫をして上手にからませながら育てましょう。


H.Fヤング            オレンジ・ギャル

H.F.ヤング                        オレンジ・ギャル

テッセン  ニオベ

テッセン                          ニオベ

ビーズジュビリー

キャロライン                        ミケリテ

篭口

篭口

No.48 タチツボスミレ

  3月の終わりのころから、野山や公園、道端を歩いていると、あちらこちらでタチツボスミレが咲いてきます。日本は世界でも有数なスミレ類の自生地で、その数約60種類。タチツボスミレはその中で最も多くみられるスミレです。4月に入りちょうど桜のソメイヨシノが満開の頃に、タチツボスミレの見頃が重なります。

 

  北総花の丘公園ではBゾーンやEゾーンの樹林の下でよく見られます。すみれ色といえば赤味がかった紫色のことをいいますが、タチツボスミレはうすい藤色です。あまり目立ちませんが、小さな花を発見するとちょっとうれしくなってしまう、誰にでも愛される植物ですね。

 

  万葉集に出てくる「坪菫」(つぼすみれ)、枕草子の中の「壺すみれ」は、タチツボスミレのことといわれています。昔から親しまれてきた花だとわかります。


  ちなみに、パンジーやニオイスミレなどの西洋のスミレ類は日本へは幕末に入ってきました。パンジーは主にイギリスに自生するサンシキスミレを改良したものです。その後も日本を含め世界各国で品種改良が行われ、小輪多花性のビオラや、日本原産のスミレとの交配種など、今では日本でも園芸種を含めると何千という種類のスミレの仲間があります。パンジーやビオラが冬から春の代表的な草花であることは皆さんご存じのとおりです。

 

  さて、古来から日本で慕われてきたタチツボスミレの話に戻り、タチツボスミレのちょっとおもしろい生態をご紹介します。ふつうは花が咲いた後が実になり、その中にタネができます。しかし、初夏に入り花が咲かなくなる頃に、今度は花びらの開かない「閉鎖花」という花をつけることがあります。スミレを育てたことのある方は、花が咲いた覚えがないのに実だけが次々とできてタネがはじけるのを見たことがあるでしょう。閉鎖花は一見つぼみのようなので目立ちません。閉鎖花は一度も開かず、その中で雄しべと雌しべが受粉してタネをつくるのです。私たちがきれいだなと思う花が咲いて、それから実になる確率はおよそ6~8割といわれます。それに比べて閉鎖花ではなんと約100%。この閉鎖花のしくみはスミレの仲間の多くでみられ、まだ十分には解明されていませんが、子孫を残すための確実な繁殖方法といえます。タチツボスミレの花言葉は「つつましい幸福」「誠実」。ひかえめな愛らしい姿の中にも、生き残るための知恵があるのです。


  写真は当公園の数年前の様子です。スミレの仲間は小さくて目立たない植物です。どうぞ見つけた際には踏みつけないように気をつけてあげてくださいね。


タチツボスミレ

タチツボスミレ

No.47 いよいよ咲き競う春の花木たち

北総花の丘公園ではロウバイの花も終わり、マンサクの花も盛りを過ぎました。3月に入った今、ミモザや河津桜が満開となり、いよいよ春らしい風景になってきました。

 これから園内では、春を待っていましたとばかりにサンシュユ、レンギョウ、ユキヤナギ、ヒュウガミズキ、コブシなどの花木類が次々と咲いてきます。冬の間も咲き続けてきたローズマリーもこれからいっそう花数を増やし、5月にかけて最も青い花が美しい時期となります。パンジーやネモフィラなど、たくさんの草花も花盛りとなり、園内の色彩もようやく豊かになってきました。晴れた日に散歩をするとなんだかうれしい気分になって、ついこの間までの寒い冬の日々のことなど忘れてしまいます。

 さて、サンシュユはサンシュと呼ぶ方もいるようですが、正しくはサンシュユ。3センチくらいの黄色い花は、よく見るとさらに小さい花が30個近く集まってできています。葉がないうちに花が咲き、樹形や花の色と大きさからマンサクと間違いやすいのですが、マンサクはだいたい印西市では2月、サンシュユはそのあと2月末から3月に咲き始めます。

  レンギョウ、ユキヤナギ、ヒュウガミズキは、春の花木としては代表的な低木です。低木類は大きくならないとはいえ、低く美しく咲かせたいものです。コツは花後の早いうちに剪定することです。翌年の花芽が夏前にでき始めるためです。ヒュウガミズキはあまり剪定をせず自然な形を楽しみますが、レンギョウやユキヤナギは数年に一度は地際から切って株を若返らせるとよいでしょう。特にユキヤナギは花後毎年、地際で剪定しても大丈夫です。

  コブシは木肌や樹形も美しい高木で、園内にたくさん植栽されています。ソメイヨシノなどの桜より先に、葉のないうちに白い花をたくさん咲かせ、遠目でもよく目立ちます。純白のへら状の花びらは大きく長く、小枝いっぱいについた様子はしなやかで優しい印象です。

  園内では本格的な春に向かって、この後もソメイヨシノ他の桜、モクレン、ヤマブキ…と、花木のバトンリレーが続きます。これからますます華やかさを増していきます。日に日に様子が変わる植物たちを観賞しに、季節を味わいに、どうぞおでかけください。

コブシ

コブシ                       サンシュユ                   ヒュウガミズキ  

ユキナヤギ

ユキヤナギ                   レンギョウ                    ローズマリー

No.46 アザレア

2月は園芸店にアザレアがたくさん出回る時期です。北総花の丘公園でも真冬のこの時期に、花と緑の文化館のプラザの中を明るくしてくれています。

アザレアの別名は「西洋ツツジ」。江戸時代から明治にかけて、ヨーロッパで品種改良され日本に入ってきた鉢植え用のツツジです。

皆さんの家の周り、公園、街路樹などによく植えられているツツジ類とはどこが違うでしょうか。

まず花が八重咲きや大輪のものが多く、花数も多いのが特徴で、とても華やかなイメージです。

次に花が咲く時期ですが、本来は4~5月と、一般のツツジ類と同じ時期に開花する植物なのですが、年末から3月にかけては、店頭で促成栽培されたものを見かけます。

最初に鉢植え用のツツジと書きましたが、そこも重要なポイントです。アザレアは寒さに少々弱いので冬は凍らせないようにします。よって、霜が降りないような暖地であれば別ですが、地植えではなく鉢植えで楽しむことになります。もともとは日本のツツジ数種と台湾のタイワンヤマツツジを交配したものなので、育てやすい鉢花のひとつではあるのですが、南方系のツツジがもとになっているため少々寒さに弱いのです。

 

アザレアをご家庭で育てる場合ですが、たいていはこの時期に鉢物の購入からスタートされる方が多いかと思います。

開花中は暖房をしていないお部屋のよく日の当たる場所に置きます。肥料は必要ありません。水やりは表面が乾いたらたっぷり。ただし鉢皿に水はためないようご注意を。

しぼんだ花はその都度ていねいに摘み取ります。花びらだけでなく、花のつけ根の子房の部分(少しふくらんだ部分)まで摘み取るようにします。タネを作る体力を使わせないことと、病気予防のためです。このようにしてできるだけ長く花を楽しみましょう。

 

翌年も咲かせたい場合は―

花が終わったら、全体の2分の1から3分の1位を切り戻します。この時、枝に葉が残る位置で、半球状に剪定するのがコツです。

そして、剪定後に植え替えとお礼肥(用土に肥料を混ぜます)を同時にやってしまうとよいでしょう。植え替えは2年に1回は行います。アザレアは酸性の土を好むので、用土は鹿沼土や未調整のピートモスなどを配合して作るのがポイントです。剪定とお礼肥は毎年行います。

剪定が済んでいてもまだであっても、4月になったら鉢を外の日当たりのよい場所に出しましょう。春~秋はさかんに生長しますし、戸外では土が乾きやすいので水やりはほぼ毎日行います。真夏は半日陰に置いて直射日光をさけますが、秋からまたたっぷり日に当てて管理します。その後は、11月いっぱい外の寒さに当てた後、霜に当たらないよう軒下や、暖房をしていない室内に置きます。このように管理すると4~5月に開花します。

アザレア

アザレア

No.45 ロウバイ

新春の花 ロウバイ

 明けましておめでとうございます。

新年を迎え、北総花の丘公園Bゾーンの入口ではロウバイの黄色い花が皆さんを迎えています。

 ロウバイは冬枯れの季節に花を咲かせる貴重な花木のひとつで、梅より早く開花します。12月になると黄葉後の枯葉がようやく枝から離れ落ち、コロコロとした蕾が見え始めたかと思うとみるみる膨らんで、ちょうど年明けの頃に咲きます。年によっては12月から咲き始め、お正月まで持ちますようにとハラハラさせられます。

冬になって辺りの木の実が少なくなったせいか、それとも美味しいからか、ヒヨドリやメジロなどの小鳥たちがうれしそうに蕾をついばむ姿も見られます。

 ロウバイは蝋(ろう)を思わせる半透明の花びらがとても美しく、まだ葉のない枝が淡い黄色の花で華やかになります。そして上品な甘い香りを漂わせます。英名がウィンタースウィートというのも納得です。

 さて、ロウバイは漢名で蝋梅。名前の由来は、蝋細工のような花が咲くからとも、陰暦の臘月(ろうげつ、旧暦12月、現在の1月)に咲くからとも言われます。名前に梅がつき、花のつき方も似ていますが、ウメの仲間ではありません。ウメはバラ科サクラ属、ロウバイはロウバイ科ロウバイ属です。

 ロウバイにはいくつか種類があり、北総花の丘公園のロウバイは「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」で、花の芯まですべて黄色いのが特徴です。他に栽培されるものとしては、濃い黄色で内側に紅紫色の輪があり、大きめの花を咲かせる「マンゲツロウバイ(満月蝋梅)」、花びらが細く中心が深紅色の「ワロウバイ(和蝋梅、単にロウバイともいいます)」、ワロウバイの変種で花びらが幅広く、少し大きめの花を咲かせる「トウロウバイ(唐蝋梅)」があります。

いずれも花後にたくさんの実がなります。まるでエイリアンでも出てきそうな変わった形です。名前に梅がつくためか、実は食べられるかとの質問を受けることがありますが、ロウバイ科の実は有毒ですから要注意です。

また、ロウバイの実はなかなか自然落下しませんし、種をたくさんつけると木が疲れますから、できたら実は取り除いてあげたほうがよいでしょう。

公園では遅ればせながら12月になって、黒く干からびたたくさんの古い実を手作業で取り除きました。せっかくの花を美しい姿で観賞できるように…。蕾が落ちないよう細心の注意を必要としました。やはり実が大きくなる夏前には済ませたいものです。

 ロウバイの花は1月上~2月上旬が見ごろです。ぜひ散歩がてら見にいらしてください。


ソシンロウバイ

ソシンロウバイ

ソシンロウバイ

ソシンロウバイ

ソシンロウバイの実

ソシンロウバイの実

ワロウバイ

ワロウバイ(神代植物園にて)

No.44 シクラメン

シクラメンといえば冬の鉢花の代表格。日本に入ってきたのは明治時代ですが、これだけ普及したのは昭和60年代からです。その後、老若男女ずっと変わらぬ人気を誇っています。愛らしい花と、現代家屋にも似合う、飽きのこない姿が人気の要因でしょう。

とはいえシクラメンの新品種は毎年次々と登場しています。最近では黄色やブルー系のもの、芳香系のもの、八重咲きやロココ咲き…、これもシクラメン?と思うようなものまであり多種多彩です。銀色の葉が特徴のプラチナリーフシリーズも現れ、カラーリーフとしての楽しみ方も増えました。今後どこまで進化するか楽しみです。

 

さて、長持ちする良いシクラメンを選ぶポイントを5つ。

  1. 信頼できるお店で購入しましょう

  2. 葉や花がヒョロヒョロ伸びていない、全体がかたくて、がっちりしまった株

  3. 葉数が多い株(葉の数が多いほど花の数も多いのです)

  4. 同じ鉢の中で葉の大きさや花の大きさがまちまちでなくそろっている

  5. 病気の葉や花がない、生え際などにカビが生えていない

 

店頭に並んでいるたくさんの鉢をながめ、これらのポイントについてじっくり見比べてみてください。そしてお好みの色や形、大きさを考えながら選ぶのも園芸の楽しみのひとつです。

 さあ、購入されたら次のポイントに気をつけて育ててくださいね。

温度 昼間は暖かすぎない、夜間は冷えすぎない場所を探しましょう。だいたい10~20℃の範囲で育てるのが理想です。人間が快適な暖房の効いた部屋では株がくたびれ、病気にもかかりやすくなります。

光 日光が大好きですから、窓辺などの日がよく入る場所に置きましょう。ただしガラスのそばは夜間冷えるので、夜は離すなど工夫します。また、風がない晴れた日には鉢を戸外に出して、数時間の日光浴をさせましょう。

水 水切れには注意です。底面吸水鉢では穴に指を入れて時々チェックし、減ってきたら先の細い水差しで足してあげます。普通鉢の場合は、土の表面が乾いたら底から出るほどたっぷり水やりします。その際はやはり先の細い水差しで、球根や茎葉にかからないよう、球根まわりの土のところへ与えます。そして鉢皿に水はためないようにします。

花がら 花がらや枯れた葉はこまめに取り除きます。ハサミは使わず、付け根からねじるように手で引き抜きます。

肥料 よくつくられた株であれば、年が明けてしばらく楽しめるだけの肥料が施されているものです。花数が減ったり葉色が薄くなってきたら、置き肥または月に2回位の液肥で補っていきます。

 

以上のようなことに気をつければ、4月くらいまで花が楽しめるはずです。

その後は夏越しがうまくできれば、2年目、3年目と咲かせることができます。

 

 

さて一方、戸外でも楽しめ、耐寒性のあるのが「ガーデンシクラメン」。小輪のミニシクラメンの中から、特に寒さに強い系統を選んで改良したもので、花壇や寄せ植えに利用されます。ただし、寒風や霜に直接当たると傷んだり枯れたりするので、大きな木の下や軒下など、場所選びに注意しましょう。

 

最近では大きな園芸店や通販で「原種シクラメン」も手に入りやすくなりました。素朴で可憐なのが魅力です。20種近くある原種のうち、秋咲きのヘデリフォリウム、冬咲きのコームなどがチャレンジしやすい品種です。ふるさとは地中海沿岸。冬は強い寒風や霜に当たらない、夏は直射日光を避けた木陰や風通しのいい場所を好みます。

ところで、原種シクラメンは、花が咲くと花茎がおもしろいようにくるくるっとらせん状に巻きます。その形から、「旋回」「円」を意味する英語のサイクル(Cycle)が、シクラメンの名前の由来となっています。


ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメン             原種シクラメン

シクラメン

シクラメン

No.43 ポインセチア

ハロウィーンも終わり11月に入ると、今度は街が一気にクリスマスモードに変わっていきます。

クリスマスを演出する植物といえばモミの木、ヒイラギ、ポインセチア…。中でも燃えるような真っ赤なポインセチアはとても目立つ存在で、年末に向けて欠かせない鉢花ですね。

北総花の丘公園でも大きく育てたポインセチアがようやく色づき始め、そろそろ花と緑の文化館(Bゾーン内)に登場します。

 

花に見える部分は実は「苞(ほう)」。その付け根にある中心の小さくて黄色い部分が花です。赤以外にもピンクや白、オレンジ、黄色、ライム色など色幅が年々増えてきました。苞や葉の形もさまざま、斑入り(白い部分の模様)やグラデーションが加わると、実にたくさんの品種があります。変わったポインセチアがたくさん店頭に並んでいて選ぶのも楽しみです。

 

そこで、購入したポインセチアを冬の間きれいに保つポイントを4つ。うまく管理すると4月ごろまで楽しめます。

 

(1)    日当り

日当たりのよい室内に置きます。窓辺がよいのですが、窓ガラスのそばは夜間冷えるので、少し離すとか必ずカーテンで遮るとかの注意が必要です。

 

(2)    温度

ふだん暖房をして、夜に消しても最低気温10℃を下らないお部屋が向いています。ただし暖房が直接当たる位置は乾燥するのでいけません。

 

(3)    水やり

ジメジメしずぎず乾かさずがポイントです。土の中まで乾かしてしまうと苞や葉が落ちてしまいます。表面がかさついた時がやり時です。下から出るほどたっぷり与え、よく水を切ってから鉢皿に置きます。鉢皿に水は絶対にためないように。

 

(4)    傷をつけない

苞や葉はやわらかくて繊細です。ピンとした姿が美しいので折れないようにやさしく扱いましょう。ぶつかったりこすれたりすると、傷がついて白い汁が出てきます。茎葉から出る白い汁は、人によってはかぶれる場合があるのでご注意を。

 

 

さて、春まで上手に管理できたらその後は上級編。チャレンジしたい方は緑の相談所へご相談に来てくださいね。さらに大きなポインセチアに育てて来年の冬も飾りましょう。

ポインセチア

ポインセチア

No.42 赤ソバ

皆さんが日頃食べているソバの花をご覧になったことはありますか?

山間部のソバ畑で見かけるように、ソバの花はほとんどが「白」。ですが、北総花の丘公園では花が赤い「高嶺ルビー」という品種を観賞用として栽培しています。もちろん食べてもおいしいソバのひとつです。

 

今年で8年目となる北総花の丘公園Bゾーンの赤ソバ。秋のお花畑を楽しみにしてくださる方が年々増えています(昨年の様子・・・写真(1))。

 

今年も9月の終わりごろからようやく一部咲いてきました(写真(2))。しかしその花達も、今年の栽培スタートは大波乱の種まきからでした。

この夏の全国的な大雨、台風の多さは皆さんもご承知の通り。当公園でも8月の猛暑の中でボランティアの方達、公園スタッフらが種まきを終えて間もなく、度重なる大雨や強風がかなりの面積のソバ畑を流してしまいました(写真(3))。その後、二度、三度と「整地」と「種まき」をやり直し、なんとか例年並みの面積に植えつけることができました。

 

さてさて、赤ソバ「高嶺ルビー」は、標高約4000mのヒマラヤの山麓で発見された赤い花のソバを品種改良して作られたものです。

ソバはとても強い植物です。水はけがよい土地であれば、乾燥地でも肥料分がなくても育ちます。通常は種まき後、約1か月~1か月半で花を咲かせ、霜が降りるまで楽しむことができます。花は始めはピンク色、そして秋の深まりとともにだんだんと赤味が増していきます。

 

今年は最後の種まきが9月に入ってしまいましたので、すべての花がきれいに咲きそろうことはないかもしれませんが、苦難を乗り越えて育っているソバを見に来ていただけるとうれしいです。

最後に芝生広場で見かけた写真を1枚。雨風で倒れても起き上がりまた倒れても起き上がって花を咲かせているソバです(写真(4))。たくましさを感じずにはいられません。

(1)赤ソバの花 昨年の様子              (2)開花の様子

(1)赤ソバの花 昨年の様子              (2)開花の様子

(3)雨に流されたソバ畑                 (4)たくましいソバ

(3)雨に流されたソバ畑                       (4)たくましいソバ

No.41 そろそろ木の実が目立ってきました!

少しずつ秋の気配が感じられるこの頃、あちらこちらで木の実が目につくようになってきましたね。

北総花の丘公園内で気になる木をいくつかご紹介します。

 

まずは「コブシ」の実。

白く清楚な花からは想像がつかないような不思議な形ですね。デコボコした様子がまるで握りこぶしのようです。だから「コブシ」の名前がついたともいわれています。7月頃からピンクに色づき始め、だんだんと赤味が増し、今では花と勘違いするほどの美しさです。

しかし9月に入るとまたまた変身。だんだん実は黒ずみ、デコボコしたところが割れて鮮やかな橙色の実が現れます。この橙色の実の中にさらに大きな黒い種子が入っているという、なんとも複雑な構造と変身を遂げる樹木です。

 

「ヤマボウシ」はこの時期にはもうサクランボのように赤い実がたくさんぶら下がっています。赤味が濃くなればこのまま食べることができます。甘くてバナナのようなアケビのような少しねっとりした食感です。ドライにしたり果実酒にしたりもできるとのこと。

今では庭木や公園樹としてよく植えられていますが、ヤマボウシは日本各地の山にもともと自生する木ですから、大昔から甘い甘い楽しみとして食されてきたのではないでしょうか。

 

「ゴンズイ」は北総花の丘公園Eゾーン、Bゾーンで、昔からの樹木を保存したエリアに見られます。普段は地味でなんのへんてつもない木なのですが、この時期になると真っ赤な実がたくさんつき急に目立ち始めます。年に一度の晴れ舞台のようです。秋になると赤い実が割れて、つやのある黒い実が1~2個現れますが、それも落ちて赤い袋だけが残ります。よく見るとかわいらしい実の形。「狐の茶袋」という別名があるのも納得です。

 

Bゾーンのツバキの木の中に写真のように大きな実のなるツバキを見つけました。「リンゴツバキ」です。実の直径は6~7センチメートルあるでしょうか。リンゴツバキは別名ヤクシマツバキ。沖縄、屋久島地方に自生する木ですが、本州でも植栽に利用されることがあります。

 

これからは木の実の秋。この他にもモミジバフウ、ナンキンハゼ、ドングリなどなど…。たくさんの青くて若い実が準備を開始しています。ぜひ観察をしにいらしてください。

コブシ実

コブシ実

ゴンズイ実

ゴンズイ実

ヤマボウシ

ヤマボウシ

リンゴツバキ

リンゴツバキ

No.40 スネールフラワー

花を楽しむ緑のカーテン「スネールフラワー」

 

 

 夏の日差しを和らげる「緑のカーテン」。みなさんのお宅でもつくっていますか?

 今回は、ここ数年注目のつる植物「スネールフラワー」をご紹介します。北総花の丘公園内でも7月下旬から咲き始めました。

 

 スネールフラワーのつぼみの形はカタツムリにそっくり。だからスネール(英語sneil=カタツムリ)の名前がついたのだそうです。

 

マメ科の植物ですから、写真のように薄紫色のスイートピーのような花を夏から秋、霜が降りるまで咲かせ続けます。生育が旺盛で、つるは5~6m伸び、葉っぱも下から上まで晩秋まで青々としていて、花の楽しめる緑のカーテンにはぴったりの植物です。

 

北総花の丘公園Bゾーンでは、今年はスネールフラワーのほかにも、宿根アサガオ、フウセンカズラ、パッションフルーツの緑のカーテンを展示しています。

 緑のカーテンはエコな面だけでなく実を収穫する、花を楽しむ、グリーンを楽しむ…とさまざまな特徴がありますし、それぞれの目的に合うたくさんの種類のつる植物があります。今年はいろいろな場所でカーテンの観察をして、来年のチャレンジの参考にしてみてはいかがでしょう。

 

 

ちょっとここでスネールフラワー栽培のポイントを。

植え時は4~5月。プランターなら深めのものに1~2本。地植えするなら50センチメートルくらいの間隔で植えます。植え付けが遅くなると、梅雨明け後の夏本番という時にカーテンができあがらず、日差しをがまんすることになってしまいます。

次々と葉が展開してきたら、早めに摘心をして、枝数を増やします。伸びてきた脇枝を横へ誘引して、ネットの低い位置から縦軸にまんべんなくからませるようにすると美しい緑のカーテンとなります。

スネールフラワーは日本では自然受粉がうまくいかないためか、めったにタネができません。次の年も育てたい場合は、株を翌年まで保存しておきます。ただし南米原産で耐寒性がないので、霜が当たる前に邪魔にならない程度に切り詰めて、室内等で冬越しさせます。地植えの場合は掘り上げておきます。そして、春になったら再び形を整えて、新たな場所へ植え替えてあげればよいのです。さし木で増やすのもひとつの方法ですね。

スネールフラワー

スネールフラワー

スネールフラワー

スネールフラワー

No.39 ハンゲショウ

公園を歩いていると、ハンゲショウの真っ白な葉がパッと目につきます。ムシムシした暑さの中でなんともさわやか。実はこの植物が白い姿になるのは、一年で6月中旬~7月のこの時期だけです。

写真は北総花の丘公園のBゾーンにあるウォーター&フラワーガーデンで見られるハンゲショウです。

 

よく見ると葉の一部は緑のまま。半分だけ白くお化粧をしたような様子から「半化粧」との名前がついたといわれています。日本語の美しさ、そして草木を愛おしむ日本の文化が感じられますね。

また、こよみには季節の移り変わりの目安となる「雑節(ざっせつ)」があり、そのひとつに節分や土用などと並んで「半夏生(はんげしょう)」があります。ちょうどその半夏生の頃(毎年7月2日頃)に花を咲かせるからとの説もあります。

 

てっぺんについている、先の垂れた細長いものが花穂。花に近い葉の下半分が白くなる現象は、このあまり目立たない花の代わりに昆虫を呼び寄せるためだといわれています。

日本では他にマタタビやミヤママタタビ(これらはマタタビ科)でも、開花期に葉が白く(ミヤママタタビは白~ピンク)なる現象がみられます。東北や信州の山林をドライブしていると、高い木にからんだミヤママタタビがとても鮮やかな色をしていて、花と錯覚してしまうことがよくあります。これらの植物もハンゲショウと同様に、受粉を助けてくれる昆虫類に花のありかをアピールしているのです。

 

さて、ハンゲショウはドクダミ科の多年草で、主に水辺や湿地に自生します。お庭や公園では日当たりがよく、湿り気のある場所で育てます。条件が合えばそれほど手間もかからず地下茎で増えていきます。冬は姿がなくなります。

 

7月も終わりのころになると、白い葉もだんだんと緑色に戻っていきます。この時期だけの楽しみをぜひ逃しませんように。
ハンゲショウ

ハンゲショウ

No.38 ラベンダーグロッソ

紫色のスティック状の花が美しく、さわやかな香りを持つラベンダー。ハーブといえば誰もが真っ先にラベンダーの名前をあげるほど皆に愛される花です。

6月に入ると北総花の丘公園でも、ルーラルガーデンの小道に沿って「ラベンダーグロッソ」が見ごろとなります。正確にはラベンダーのラバンディン系の‘グロッソ’という品種です。

ラベンダーにも多くの系統や種類があります。

花色や香りが濃く美しいコモンラベンダーは、ラベンダーの代表格。北海道の一面のラベンダー畑は有名ですね。

もともとラベンダーは地中海沿岸の乾いた山岳地帯が原産ですから、日本の夏の高温多湿の気候は苦手です。ですから夏越しの観点から、関東以西では品種選びが重要となります。耐暑性のあるラバンディン系、フレンチラベンダー(花穂の先がウサギの耳のようになっている)、フリンジドラベンダー(四季咲き性で葉に細かい切れ込みがある)がおすすめです。

北総花の丘公園のラベンダーグロッソは、ラバンディン系の中でも生育旺盛で、高さ約80センチメートル、幅1m近くの大株になる品種で、広いスペースのあるところで映えます。

公園にいらしたら植物を傷めないように、そっと香りを楽しんでくださいね。

 

さてさて、皆さんはラベンダーをお持ちだったら何に利用しますか?

ラベンダーは花も葉も茎も香りがあります。花茎ごと切り取ってラベンダーバンドルズやリースを作ったり、ポプリやサシェにしたり、お風呂へ入れたり・・・。

 

そんな楽しみいっぱいのラベンダーの植え付け時期は春か秋。日当りと風通しのよい、水はけのよい場所が最適です。最も苦手な梅雨の時期には、蒸れないように透かし剪定をしておくなど工夫をしておきます。また、咲いた花穂はそのままにせず、株の消耗を避けるためにも利用を兼ねてどんどん刈り取るのが元気に育てるコツです。

ラベンダーグロッソ

ラベンダーグロッソ

No.37ハナミズキ

4月後半あたりから街中でハナミズキが目立つようになりました。お庭のシンボルツリーに、また街路樹や公園にと人気の樹木です。純白やピンクの花は満開になるとさわやかな5月の陽気にぴったり。

 

花びらに見える部分は大きな総苞片(そうほうへん)。中心のつぶつぶが花の集まりです。そのつぶつぶをよーく見ると黄色い小さい花がそれぞれに咲いています。

 

こちらは北総花の丘公園のハナミズキ。残念なことに今年はどのハナミズキの花にも茶色の点々が…。でも病気ではなく、4月に遅霜が降ったせいかと思われます。

 

さて、ハナミズキを漢字で書くと「花水木」。その名の通り本来は水を好む木ですので、乾燥する場所や、斜面など水はけのよすぎる場所には不向きです。また植え付けて間もない木や、真夏の日照り続きなどには注意が必要です。夏に根元を保護したり、まだ小さいうちは灌水してあげたりして大事にしてあげましょう。

 

4月のホットふらわーの話題の一つで、アメリカのワシントンに1912年、日本が桜を贈ったことに触れられていました。ハナミズキはその返礼として1915年、アメリカから日本に苗木40本が送られてきたのが始まりです。

ハナミズキの別名は「アメリカヤマボウシ」。日本に自生するヤマボウシに似ていますね。

アメリカから贈られたハナミズキは東京都内のあちこちに植えられましたが、その後は第二次世界大戦があって敵国からの贈り物として忘れられてしまいました。戦後になって、ここ数十年の間にこれだけ日本中に普及し、皆に愛される木になったというわけです。
ハナミズキ

ハナミズキ

ハナミズキ

ハナミズキ

No.36華やかな花木

【花海棠】公園Cゾーンの入り口付近に植栽されています。

桜のソメイヨシノが咲いた後に、楊貴妃の眠る姿の花とたとえられる淡紅色の花を枝いっぱいに咲かせます。「ハナカイドウ」は中国原産のバラ科リンゴ属の花木で、同属に大きな実をつけるミカイドウという木があり、江戸時代にはこのミカイドウがカイドウと呼ばれていました。「ハナカイドウ」には幾つかの園芸品種がありますが、鉢植えでも育てることが出来ます。

庭に植えて楽しむのが一般的ですが、夏の暑い時期の乾きに弱く、晴れて暑い日が続くときは水やりを欠かさないように注意します。陽が良く当たる場所に植え、剪定は冬に行い、徒長枝やふところ枝を切り、枝全体に日光が当たるように仕立てます。また、6月中旬頃に伸びすぎた枝を少し切り戻しておくと良いでしょう。

葉に赤い斑点状のカビが発生する「赤星病」に罹りやすいので、冬の中間宿主となるビャクシン類(カイズカイブキ等)の傍には植えないようにします。

 

【西洋シャクナゲ】Bゾーンの養生温室近くに植栽されています。

シャクナゲは日本にも幾種類かが自生していますが、私たちが庭に植え、あるいは鉢植えで楽しんでいるものの多くが西洋シャクナゲの園芸品種です。

ヒマラヤ山麓のネパール、インドの山岳地帯はシャクナゲの宝庫で、プラントハンター達が多くの自生種をヨーロッパに持ち帰りました。18世紀以降改良が重ねられ、多くの園芸品種が誕生し、その数は1000種以上に上ります。

シャクナゲはツツジ科ツツジ属の常緑広葉樹です。ツツジ属の根は、いずれの種も細かな根が地表近くに密集しており、酸性土壌が好きで、乾きに弱い性質があります。またシャクナゲは空中湿度が必要で、表日本の冬の乾燥した北西風にあたるのを嫌います。

剪定の必要はほとんどありませんが、開花後に頂芽が幾本も伸び始めるので、花がらと一緒に全部取ると、下の葉腋から芽が出ますので、その中の2~3本を残すと、そこに花芽が出来て、低めに仕立てることが出来ます。

本来高山性の種を中心に改良がされてきたので、夏の暑さや蒸れに弱い性質があります。庭に植える場合は、夏に木漏れ陽が射し、適度な湿り気があり土が乾かない場所が適しています。

 

【八重桜】Dゾーンに群植されています。

 桜と言えばお花見、そして現代私たちが公園や川堤など見るお花見のサクラはほとんどがソメイヨシノです。ソメイヨシノは江戸時代後期に見いだされたサクラで、その親は日本に自生している「オオシマザクラ」と「エドヒガン」の交雑種と見られています。

江戸時代には、園芸文化が花開き、桜も「ヤマザクラ」や「オオシマザクラ」などの交雑からさまざまな品種が生み出され、それらのサクラは「サトザクラ」と呼ばれ、名づけられた園芸品種が400種近くあったようです。その中には八重咲きの品種も多く、現代にも引き継がれてきました。

毎年桜の季節になるとアメリカ・ワシントンのポトマック河畔の桜が話題となります。これらは日本から1912年に12種3,020本送られたサクラで、その後交雑種が誕生するなど、2代目3代目が生まれ現在に至っています。元となる穂木は荒川堤[足立区江北]の桜並木に78品種3,225本のサトザクラが植えられていた桜の名所から採穂し、ヤマザクラに接ぎ木した苗を送りました。その中には「関山」他6種類の八重桜が含まれていました。

「関山」という八重桜は、多くの場所に植えられており、赤味の強い桃色で艶やかな姿に、八重桜と言えばこの品種「カンザン」を思い浮かべる方も多いと思います。

公園に植栽されている八重桜もこの関山ではと思われ、ソメイヨシノが咲き終わった後、4月中頃に花の盛りとなります。

ハナカイドウ

ハナカイドウ

ヤエザクラ桃(左)  セイヨウシャクナゲ桃(右)

ヤエザクラ桃(左)  セイヨウシャクナゲ桃(右)

No.35椿

 春が近づくと生垣や庭にある椿が赤い花を咲かせます。神社や寺には椿の大木があり、辺り一面に散った椿の花が赤く敷き詰められ、陽の光に映えて美しく見えます。これらの赤の一重咲き椿は、我が国の太平洋沿岸地帯に自生しているヤブツバキが多く使われています。

現在私たちが目にする椿は、江戸時代から引き継がれてきた園芸品種、いわゆる銘花とともに、現代になり東南アジアのベトナムなどで発見された黄色い花が咲くツバキと交配されて誕生した新しいツバキ等が加わり、多種多様なものがみられます。

もともと日本に自生しているツバキ属は太平洋沿岸に自生する「ヤブツバキ」、北陸・東北の豪雪地帯の山に自生する「ユキツバキ」、両者の自然交雑種「ユキバタツバキ」、九州以南に自生する「サザンカ」、「ヒメサザンカ」の5種で、それらの種を用いて園芸品種が誕生してきました。現在確認できる園芸品種は約5000種位あり、90%が日本の自生種の系統で占められています。

ときどきツバキとサザンカの違いはどこにあるのと聞かれます。まず花期が違い、サザンカは10月から12月、ツバキは2月から5月に咲きますが、ツバキには早咲きの品種[炉開き(ユキツバキとチャの自然交雑種)、秋の山、加茂本阿弥、白侘助、白盃など]があり10月から咲き始めます。それではどのように見分けるのか、葉や枝を見比べると違いがはっきりします。サザンカの葉柄、葉の主脈や若い枝、実には短い毛がたくさん生えていますが、ツバキのそれらには毛がなくツルツルしています。10月に咲いている花をみて、その葉に光沢があればツバキです。そして何より葉がツバキの方が大きいのです。

江戸時代になると、椿は将軍や皇族、公家、僧侶などに愛され急速に発展しました。とくに二代将軍秀忠(1579-1632)は椿を好み、三代将軍家光(1604-1651)の頃に描かれたとされる「江戸図屏風」には城内の一角に塀で囲まれたお花畑があり、多様な椿が全国から集められ大切に栽培されている様子が描かれています。そのためか各地の大名から優れた椿が将軍に献上され、江戸の武家屋敷にはさまざまな椿が集まっていたものと見られます。そして寛永期(1624-1644)に椿が大流行したとの記録があります。

明治時代になり、武士の没落とともに庭園も荒廃し、江戸椿の遺産も多くが消滅してしまいましたが、東京染井野(現在の文京区駒込)の植木屋達が散逸した江戸椿の品種199種を整理して「椿花集」というカタログを発行し、現代に江戸銘花を伝える重要な仲立ちをしました。

ヤブツバキは本来、赤の一重筒咲き、サザンカは白の一重咲ですが、園芸品種は花色が赤、桃、白とあり、しかも花柄も絞り、覆輪、斑入りと模様の変化に富んでいます。また何より花型の多様さ、雄芯の形の変化と花色の組み合わせにより多様な品種群をつくっています。

寒さが一番厳しくなる1、2月に赤い花のツバキをあちこちで見かけますが、この花は寒椿と呼ばれるサザンカ系の園芸品種「勘次郎」で、1950年以降名古屋から各地に広がっていきました。公園ではDゾーンで見られます。Bゾーンにはヤブツバキやサザンカが多く植えられており、花の少ない季節に彩を添えています。

ツバキの仲間は、場所を選ばずどこにでも植えることが出来ます。多少日陰になっても花が咲きます。しかし、造成された宅地で、赤土や粘土が混じっている土壌では、生育が思わしくないことがあります。ツバキは細かな根を比較的浅い所に張りますので、乾きやすい所では弱りますので、悪い土壌の場合は、堆肥を十分にすき込んで植えてください。

また、ツバキは挿し木によって簡単に増やすことが出来ます。7月下旬から8月上旬に、春から伸びた新枝の先を、1時間位水揚げしてから赤玉を入れたポットに挿し、風が通らない半日陰の場所で、乾かさないように管理すると2か月ほどで発根してきます。発根したころに液体肥料を数回与え元気をつけポットのまま冬を越し、来年の4月頃に植え替え、さらに1年ポットか鉢で育ててから庭に植えてください。

ツバキ勘次郎(左)  ツバキ迦陵頻(中)  ヤブツバキ(右)

ツバキ勘次郎(左)  ツバキ迦陵頻(中)  ヤブツバキ(右)

ツバキ太郎冠者(左)  ツバキ秋の山実生(右)

ツバキ太郎冠者(左)  ツバキ秋の山実生(右)

No.34デンドロビュウム

 冬は洋ランの花の季節で、あちらこちらでランの展示会が開催されます。洋ランと言われているランは、日本に自生している以外のランを指していますが、日本および中国、台湾に自生するシンビジュウムの一群を東洋ランと呼ばれています。多くのランの展示会は、その東洋も含めていろいろな種類の洋ランが展示されています。

洋ランと言えば、シンビジュウム、カトレア、デンドロビュウムが御三家の様に扱われていますが、ラン科の植物は種(しゅ)の数が25,000種以上あるといわれ、最大の科をなしています。その中でもデンドロビュウム属はラン科の中で2大属の一つで、1,500種位のたくさんの原種が、東南アジアから日本までの広い地域の樹木に枝や幹に着生して生きています。

日本には「セッコク」と「キバナセッコク」「オキナワセッコク」のデンドロビュウムが自生していますが、セッコクは岩手県の三陸海岸辺りが北限となっています。

現在園芸店やホームセンターで販売されているデンドロビュウムは棒状の茎【バルブ】にヒヤシンスの様に桃、白、黄色などの花をびっしりつけたノビルタイプのものと、茎の先端から花茎を伸ばして、コチョウランの様な形の花を付けるファレノプシスタイプの2種類が主になっています。いろいろな種間交雑で育種されてきた歴史がありますが、ノビルタイプはタイの高地からヒマラヤの山麓の1000から2000mにある雲霧林に自生している原種ノビルをもとにして交配がされてきたので、そう呼ばれています。ノビルタイプとセッコクとの交配で、姿が小ぶりで寒さに強いデンドロビュウムが誕生しており、真冬に暖房がない部屋でも、何の苦労もなく育てることができるようになりました。それに引き替え、ファレノプシスタイプは「デンファレ」と呼ばれ、輸入された安価な切り花が大量に出回っていますが、意外と寒さに弱く、10℃を下回ると弱って枯れてしまうことがあります。

よくデンドロビュウムを育てているけど、花が咲かないという相談を受けることがあります。ほとんどの場合が、箱入り娘の様に大事に育てた結果ではないかと推察される場合が多いように感じます。

ノビルタイプの性質は、太陽が大好きで、真夏でも遮光なしで、育てることができる位です。特に9月以降よく太陽に当てて育ててください。また花芽ができるためには、新芽から生長したバルブの先端に止め葉が出ている部分が丸くなったような時が成熟期となり、その後最低気温が13℃以下になる外気に、約1ヶ月あてると蕾が発達してきます。この辺りでは11月いっぱい外で育てる良いでしょう。しかし、突然凍るような寒波が来たときは、夜間は室内に取り込んでください。

バルブの葉の付け根に丸いイボのようなものが出てきたら、それが蕾に育っていきますので、日当たりが良い暖かな室内で管理すると3月頃には美しい花が見られます。蕾が育つときは、結構水分が必要なので、乾かしすぎないように、注意してください。

セッコク(左)  洋ラン展示(右)

セッコク(左)  洋ラン展示(右)

デンドロビュウム(左)  デンドロビュウム オボロヅキ(右)

デンドロビュウム(左)  デンドロビュウム オボロヅキ(右)

デンドロビュウム ノビル(左)  デンドロビュウム 小型桃(右)

デンドロビュウム ノビル(左)  デンドロビュウム 小型桃(右)

No.33シンビジュウム

 公園には洋ランの種類が豊富で、なかには他では見られないような珍しい種類のランもあります。花が咲くと、来園者の皆さんに楽しんでいただけるよう、順次プラザと呼ばれるガラス温室の様な建物内に飾りつけをします。公園のシンビジュウムは、お歳暮の季節に販売されるような形にワイヤーで花茎を整えていませんので、のびのびと広がって咲きます。自然の状態で咲いていますので、美しく見ごたえがあります。

洋ランの中でも、シンビジュウムは贈答用として多く使用され、毎年大量に店先に並ぶ代表ですが、それぞれ固有の名前が付けられています。名無しのゴンベイはただ一つたりとも居ません。私たちが目にしている植物には、皆固有の名前【学名】が付けられています。もしも、名前がない植物を、あなたが見つけたら、それは新種のまだ名前が付けられていない植物ということになり、あなたが世界で最初の発見者になります。

洋ラン類や園芸店で販売されている植物の多くは、人の手によって新しく生み出された植物で、普通販売するにあたり「園芸品種名」が付けられます。シンビジュウムも例にもれず、作出者(育種家)が、頭を悩ませ、売れそうで、今までにない素敵な名前をと「園芸品種名」を考え出しています。

それら園芸品種名には、よく有名な女優や高貴な女性の名前が付けられることがあります。シンビジュウムでは「マリリン・モンロー」とか「ブリジット・バルドー」「マリー・ローランサン」「プリンセス・マサコ」「プリンセス・ノブコ」「ジュリエット」などがあります。これらの名前は、正式な園芸品種名の一部をとり、愛称として知れ渡っていますが、正しい名称ではありません。

たとえば「マリリン・モンロー」の正しい園芸品種名は「メロディーフェア‘マリリン・モンロー’」となり、学名ではCym.Melody Fair‘Marilyn Monroe’と記します。

洋ランの園芸品種の表記では、AとBの交配で生まれた何千何万という子どもたち(ランの花は受精すると子房が膨らみ、その中には数万の種子が入っています)にはグループ名が付けられます。グループ名はグレックス名と呼ばれ「メロディーフェア」がそれに当ります。そして数多くの子どもたち中から、特別優れたものを選び出し、固有の名前「マリリン・モンロー」をつけ、バイオテクノロジーの技術で一気に大量に増殖【メリクロン苗】して販売されます。大体5000株の中から1株位しか優れたものは見つからないそうです。

このようにして、毎年ニューフェイスが登場しますが、長く残り皆に親しまれるものは少なく、短期のうちに園芸品種は入れ替わり、ほとんどの品種が消えてしまいます。まるで、いま流行のアイドルの世界と似ていませんか。

かつて一世を風靡した「マリリン・モンロー」が公園では、毎年人に知られることもなく、美しい花を咲かせています。

シンビジュウム マリリンモンロー(右)    シンビジュウム オリエンタルキング(左)

シンビジュウム マリリンモンロー(右)   シンビジュウム オリエンタルキング(左)

シンビジュウム ワル(左)   シンビジュウム 橙(中)   シンビジュウム 黄(右) 

シンビジュウム ワル(左)  シンビジュウム 橙(中)  シンビジュウム 黄(右) 

No.32シャコバサボテン

 師走の歳末商戦が始まると、花屋やホームセンターには、お歳暮用の立派なシンビジュウムやシクラメン、クリスマスの定番ポインセチアとともに色とりどりのシャコバサボテンが並びます。これらの花々を見ていると、いよいよ今年も暮れゆくのだと思わざるを得ません。

シャコバサボテンは、短日になると花芽をつける性質があり、家庭でも10月も深まると葉先に米粒のような蕾が見え始めます。現在花屋に並ぶシャコバサボテンは、「デンマークカクタス」とも呼ばれており、ブラジルのリオデジャネイロ州付近の亜高山帯で、午後になると霧が発生する冷涼な雲霧林の樹木に着生していた原種をもとに交配が進められ、誕生した植物です。最近では色とりどりのシャコバサボテンがデンマークで育種されましたので、そのような名称が使われています。

現在流通しているシャコバサボテンは、ほとんどが早咲きの系統で、年内で産地からの出荷が終わりますが、葉の様に見える「茎節」の周辺が丸いカニバサボテンがあり、1,2月に店頭を飾ります。

また、別系統のホシクジャク群という交配種群があり、別名「イースターカクタス」と呼ばれています。花の形がシャコバサボテンとは違い、花筒はシャコバサボテンの様には伸びず、花弁が放射状に出る星形をしており、3月から4月頃に出回ります。

シャコバサボテンは家庭でも比較的簡単に栽培ができる鉢花の一つです。自生地の環境から洋ランのカトレアに準じて管理すると良いです。5月の生育時期から10月の蕾をつける頃まで、木漏れ日の下で育てることができます。この辺りの気温では、10月に花芽が分化し、育ち始めますので、蕾が5ミリから1センチ位の長さになるまで、置き場所を変えずに管理します。豆粒位の蕾が見えたからと、あわてて暖かな室内に取り込むと、小さな蕾は皆落ちてしまいます。ある程度の大きさになると、環境の変化にも耐えられるようになりますので、夜間10℃以上が保てる室内の暖かな場所に移し、昼間はカーテン越しの光に十分当てて、水を切らさないように管理してください。

花が終わった後も、同じような環境に置き、乾いたら水をたっぷりと与えてください。よく、花後は水を切って管理するようにと記されたテキストがありますが、寒さに比較的強い植物なので、水はけが良い培土を使っている場合は、水をきちんと与えて育てた方が、春からの育ちが良いようです。

販売されているシャコバサボテンは、各茎節の先々にみな花を付けていますが、家庭で育てると、花を付けていない茎節が見られます。花を付けない茎節は、未熟な茎節なので、9月に未熟な茎節【伸びだして間もない、小さくて赤味を帯びている部分】をすべて、つまみ取ると、すべての茎節に蕾が上がってきます。

元気に育てるには、生長期の4月から6月まで、液体肥料を規定の濃度に薄め、灌水代わりに、月に2回のペースで施すと効果があります。

シャコバサボテン 赤(左)   シャコバサボテン 薄桃(右)

シャコバサボテン 赤(左)  シャコバサボテン 薄桃(右)

シャコバサボテン ポエム(左)   シャコバサボテン 桃(右)

シャコバサボテン ポエム(左)  シャコバサボテン 桃(右)

No.31 ドングリとツワブキ

 公園には実のなる木々がたくさん見られます。ドングリがあちらこちらに落ちている風景を見つけると、秋が深まりゆくのを感じます。特にドングリをたくさんつける木では常緑広葉樹のシラカシと落葉広葉樹のコナラが目立ちます。その他アラカシやクヌギも多く見られますが、中でも日本のドングリの中で一番大きな実をつけるマテバシイがEゾーンに多数植栽されています。マテバシイはスダジイとともに、渋みがなく食用にされるドングリで、生食のほか茹でたり炒ったりするとさらにおいしく食べられるようです。

 マテバシイはブナ科マテバシイ属の常緑広葉樹で、自生地は九州と沖縄ではないかと推定されると図鑑にありますが、丈夫な木で見栄えがするためか、街路樹や公園の植栽に多く利用されています。また千葉県の房総半島の南の海岸地帯にもマテバシイの林があちこちに見られます。一時、新聞やテレビで南房総の山にあるマテバシイの林に生えるマツタケが話題になったことがありました。色が少し薄く、香りは本物のマツタケより強いので、産業に育てて地域の特産品にしようという話でしたが、その後はどうなったかわかりません。マツタケは主にアカマツの根に共生しているキノコですが、話題のマツタケは「バカマツタケ」というコナラ、カシワ、マテバシイなどの広葉樹に生えるマツタケの近縁のキノコです。バカの由来は、マツタケのくせに生える木を間違えて、バカだなということだそうです。

 秋が深まりゆくと咲き出す花があります。12月まで黄色の花が見られるツワブキがあります。ツワブキはキク科ツワブキ属のフキに似た形の厚く、つやのある葉を持つ常緑性の多年草です。我が国の福島県以南の海岸地帯の林や浜辺に見られます。花や葉がきれいなので、古くから栽培され、斑入り葉の園芸品種が販売されています。また庭園の根じめの植物として、昔から利用されてきました。こぼれ種で良く増え、星斑が入った親からは、同じような斑入り子どもが生まれています。

公園では、Bゾーンに多く生えており、林の縁などではこぼれ種から増えたとみられる株があり、特にバラ園の後ろに多く見られます。フキは春の山菜として人気がありますが、ツワブキも食べられる野草です。屋久島からの帰り、鹿児島の食堂で食事をすることとなり、女将から勧められたのがツワブキの煮ものでした。フキよりも歯ごたえがある、懐かしい味でした。

 庭に咲く花が少なくなる頃咲き始めますので、サザンカの花とともに小春日和にふさわしい庭の彩を見せてくれます。木枯らしの季節が巡ってきたのを知らせてくれるのもツワブキの黄色花なのかもしれません。

ツワブキ

ツワブキ

クヌギ緑実(左) コナラ堅実(中) マテバイシ茶実(右)

クヌギ緑実(左) コナラ堅実(中) マテバイシ茶実(右)

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