平成27年第4回定例記者会見

本日は、お忙しいところ平成27年第4回定例記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

本日、議会運営委員会が開催されまして、第4回印西市議会定例会が、11月30日から12月18日までの19日間の会期予定で、開催されることになりました。

今回の議会に上程を予定している付議事件は、条例7件、予算3件、指定管理者の指定6件、契約の締結3件、財産の取得1件、人事1件の計21件でございます。

上程を予定しております議案等の概要につきましては、後ほど総務部長からご説明申し上げることとし、私からは市の現況等につきまして、述べさせていただきます。

はじめに、先日、報道発表させていただきましたが、旭化成建材株式会社によるデータ改ざん問題を受け、過去10年間に行なった市有建築物の杭工事について調査しました。

調査対象となった工事は9件で、旭化成建材によるものが2件、ジャパンパイル株式会社によるものが1件ありました。9件とも内容を調査した結果、記録データの流用や根固め注入の不足等はありませんでしたので、改めてお知らせさせていただきます。

次に、市制施行20周年記念事業についてお話しします。

印西市は、平成8年4月1日に市制を施行いたしまして、平成28年4月1日に20周年を迎えます。この節目の年を、市民の皆さんとお祝いするため、平成28年度にさまざまな記念事業を実施してまいります。

20周年のキャッチフレーズは「世代を超えて未来を創る印西市」でございます。あらゆる世代間の垣根を超えて、市民が一つとなり、未来へ向けて更なる市の発展を目指すという意味が込められています。

記念事業は4月23日に記念式典を実施いたします。その後、特別事業として、市制施行20周年を象徴する事業を行ってまいります。主なものとしましては、記念ナンバープレートの発行、市のマスコットキャラクターである「いんザイ君」のぬいぐるみ販売、テレビ番組「なんでも鑑定団」の出張鑑定の公開収録、中学生を海外に派遣する国際交流事業、利根川河川敷で実施する花火大会、市にゆかりのある音楽家に出演いただく印西音楽祭、国道464号北千葉道路を会場とする印西ふるさとハーフマラソン大会などを企画しております。

この他にも、市民の皆さんから公募する特別事業も予定しておりますので、多くのみなさまにご参加いただき、オール印西で、市が発展していく飛躍の年にしたいと考えております。

次に、農産物などの移動販売ですが、JA西印旛を運営主体として、地元産農産物などの移動販売事業を12月15日から開始いたします。

この事業は地元産農産物の販売促進と地産地消を推進するため、国の交付金である「地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金」を活用し、農産物などの移動販売に係る事業費を助成するものでございます。

販売ルートですが、人口密度の高い千葉ニュータウン地区を中心に、市内8つの地区を平日の火曜日から金曜日の4日間、約20ヶ所を巡回して販売してまいります。取り扱う品は、野菜やお米、果物といった農産物のほか、お惣菜や加工食品などもお届けする予定でございます。

移動販売に関する具体的な時間と販売ルートについては、今後、広報紙等でお知らせします。多くのみなさまに、地元産のとれたて新鮮野菜をご賞味いただき、さらに地産地消が図れればと考えております。

次に、印西水泳教室についてお話します。

12月13日の日曜日に、市内の温水センターにおいて、世界的アスリートを指導者とした水泳教室を開催いたします。指導者には、14歳でバルセロナ五輪に出場し、史上最年少で200メートル平泳ぎの金メダルを獲得した、岩崎恭子さんを迎えます。

この教室は、水泳競技に取り組む小中学生を対象とし、国際的な実績と指導力を備えた岩崎さんの指導により、トップアスリートの育成を図るものです。

参加する小中学生には、岩崎氏との触れ合いにより、知識や技術を身につけると共に、将来への活力を高め、印西市から世界に羽ばたく選手となってくれることを期待しております。市民のみなさんも、ぜひ会場に足を運んでいただき、岩崎氏の指導をご覧いただきたいと思います。

次に、箱根駅伝についてお話したいと思います。

正月の二日、三日に行われる第92回箱根駅伝に、市内にキャンパスを構える順天堂大学が出場します。

今年行われた第91回大会では、惜しくもシード校を逃がしましたが、10月に行われた予選会では上位の成績で出場を決定しております。年明けに行われる大会では、強い順天堂大学の復活を願ってやみません。

毎年、地元のみなさんが中心となり応援団を結成し、スタートからゴールまでの二日間、熱い応援を送っています。私も応援に駆けつけたいと思っていますので、皆さんの声援もぜひ宜しくお願いします。

順天堂大学に関連して、もう一つお知らせがございます。

去る、10月28日から11月1日までの間、イギリスのグラスゴーで開催された世界体操選手権において、男子団体の日本代表が37年ぶりに金メダルを獲得したことは記憶に新しいところでございます。

この代表メンバー6名の中には、順天堂大学の学生3名、・加藤凌平選手、萱和磨選手、早坂尚人選手が出場しており、世界の舞台で大変な活躍をされました。

市内の大学の学生が世界の大舞台で活躍し、そして世界の頂点に立ったということは、日本国民に勇気と感動を与えるとともに、印西市と印西市民にとっても、大変誇らしいことでございます。

つきましては、市としても、その栄誉と功績をたたえ、表彰等を行う予定でございます。詳細について、決まり次第、また改めて皆さんにお知らせしますので宜しくお願いいたします。

平成27年も残すところあとひと月ほどとなりました。少々気が早いかと思いますが、今年の印西市の主なニュースを資料に付けさせていただきました。大きな出来事としては、次期中間処理施設の整備について、市内の吉田区と印西地区環境整備事業組合が事業の施行に関する基本協定書を締結し、施設整備に向けて第一歩を踏み出したこと、また、小中学校普通教室へエアコンを整備するための工事が始まり、平成28年度中には完了する目処がたったことがあります。

これらは私が選挙公約に掲げた施策でもありますが、まだ道半ばでございますので、なお一層力を入れていきたいと思っております。
最後になりますが、平成28年も、市民9万4千の福祉向上のため、さらに全力を傾注して、市政運営にあたってまいります。皆さんのご理解とご協力を賜りますようお願い致します。