[2018年11月1日]
ID:8516
乳幼児突然死症候群(SIDS:SuddenInfantDeathSyndrome)は、それまで元気だった赤ちゃんが、主に眠っている間に突然死亡してしまう病気です。
何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因のわからない病気で、窒息などの事故とは異なります。
日本での発症頻度はおよそ出生6,000~7,000人に1人と推定され、生後2か月から6か月に多いとされています。
令和元年には78名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳幼児の死亡原因としては第4位となっています。
SIDSの原因はまだわかっていませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。
SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発症率が高いということが研究者の調査からわかっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。
母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことは良く知られています。母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発症率が低いということが研究者の調査からわかっています。できるだけ母乳育児にトライしましょう。
たばこはSIDS発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸機能にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。
●印西市では、禁煙したい方 ・家族の喫煙について相談したい方に対して、健康づくり相談(別ウインドウで開く)を行っています。(予約制)
印西市役所健康子ども部健康増進課母子保健係
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