新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言を受けて（市長からのメッセージ）

　新型コロナウイルス感染症に関しまして、4月7日に政府対策本部より千葉県を含む7都府県に対し、緊急事態宣言が発令されました。
　また同日、千葉県対策本部より、本県の措置内容が示されました。
　市では、この度の緊急事態宣言を受けまして、4月8日に、対策本部会議を開催し、まず、基本方針といたしまして、市民の皆様に対して、生活の維持に必要な場合を除き、昼夜を問わず外出しないよう要請することを決定いたしました。

　この基本方針に基づき、大きく次の4つの事項を決定いたしました。
　まず、1点目ですが、一部再開しておりました、屋外スポーツ施設の利用と、都市公園の団体利用を休止することとし、これまで休止していました屋内施設と併せまして、緊急事態宣言期間中を休止とさせていただきました。
　2点目といたしまして、公立幼稚園を5月6日まで休園することを決定し、併せて、4月9日の小学校の入学式、4月10日の公立幼稚園の入園式を延期といたしました。
　3点目といたしまして、市内の保育園、学童保育については、家庭での保育をお願いすることといたしました。
　ただし、共働きなどで、家庭での保育が困難な場合には、受け入れを行います。
　また、休園する公立幼稚園においても同様に、一部受け入れを行います。
　なお、病児・病後児保育については、緊急事態宣言期間中休止といたしましたので、ご理解願います。
　4点目といたしまして、市主催の集会・イベントは規模にかかわらず5月7日以降に延期といたしました。

　また、市が行う業務のうち、市民の皆様が外出しなくても済むように、相談業務の一部を電話で行うなど、業務の見直しを行うことといたしました。
　市民の皆様には、公共施設等の休止や小中学校の休校などによりまして、ご不便をおかけしており、また、事態の長期化により、疲れも出ていることと思います。
　しかしながら、都市部では、感染経路が不明な感染者が急増し、医療体制もひっ迫した状況にあり、市内でも複数の感染者が確認されております。
　この感染の拡大を防止し、事態を一刻も早く終息させるためには、私たち一人ひとりの冷静な対応と、責任ある行動が重要となってまいります。

　また、今回の新型コロナウイルスに関連しまして、不当な差別や偏見、いじめなどは厳に慎まなければなりません。
　市民の皆様には、生活の維持に必要な場合を除く外出の自粛、こまめな手洗い、咳エチケットなど基本的な感染症対策の徹底、密閉、密集、密接の3つの密を避ける行動を徹底するなど、自分の身を守り、家族など大切な方への感染を防止するために、より一層のご理解とご協力をお願いいたします。

令和2年4月8日
印西市長　板倉　正直