緊急事態宣言の解除を受けて（市長からのメッセージ）

　千葉県を含む1都3県に発令されております緊急事態宣言が、3月21日をもって、解除されることとなりました。
　1月8日から実に2カ月半にも及ぶ長期間に渡り、不要不急の外出自粛等に取り組んでいただいている市民の皆様、営業時間の短縮等にご協力いただいている飲食店をはじめとする事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。
　また医療や介護の現場で日々奮闘されている従事者の皆様、市民生活の維持のために働いている全ての皆様に深く敬意を表する次第でございます。

　千葉県内の感染の状況を見ますと、1月15日に発表された504人の感染者をピークに徐々に減少をはじめ、最近の1週間の感染者数は、1日当たり100人程度で推移しております。
　ただし、県内において英国由来とされる変異ウイルスによるクラスターが発生するなど、全国で変異ウイルスへの感染が確認されており、感染者の下げ止まりや、再び上昇に転じるリバウンドも懸念され、宣言解除後も引き続き、警戒が必要な状況にあります。

　県では飲食店等に対し、午後9時までの時間短縮営業を要請するなど、宣言解除後も、段階的に制限を緩和していくこととしておりますが、再び感染が拡大した場合には、再度緊急事態宣言が発令されることも予想されます。
　春を迎え、全国各地から桜の開花情報が寄せられるなど、例年であれば、行楽シーズンを迎えますが、感染のリスクは今も私たちの周りに存在しております。

　改めまして市民の皆様には、身体的距離の確保やマスクの着用、手洗いの励行といった基本的な感染症対策に加え、不要不急の外出の自粛、密集・密接・密閉の3つの密を避けるといった新しい生活様式の実践に、引き続きご協力くださるようお願いいたします。

令和3年3月18日
印西市長　板倉　正直