緊急事態宣言の解除を受けて（9月30日市長からのメッセージ）

　新型コロナウイルス感染症対策として、千葉県を含む19都道府県に発令されておりました緊急事態宣言が、9月30日をもって全ての地域で解除されることとなりました。

　千葉県では8月2日から実に2か月にも及ぶ期間となりましたが、宣言期間中、感染症対策を徹底し、不要不急の外出を自粛するなどご協力いただきました市民の皆様に心から感謝申し上げますとともに、医療や介護の現場で日々奮闘する従事者の皆様、市民生活の維持のために働いていただいております全ての皆様に深く敬意を表する次第でございます。

　この間、市では、妊娠中の方や幼稚園・小中学校の教職員、さらに保育士への新型コロナワクチンの優先接種などを実施し、9月25日には新たに松山下公園総合体育館での集団接種を開始いたしました。

　9月28日現在で2回の接種を終えた方は対象者全体の55％となり、10月9日、10日にも松山下公園総合体育館において集団接種が予定される中で、希望する全ての方へのワクチン接種の準備が整ってまいりました。

　また、9月27日には厚生労働省が5つ目となる新たなコロナ治療薬の製造販売を承認するなど、新型コロナウイルスに対抗するための明るい材料が増えてきております。

　しかしながら、ワクチンを2回接種していても感染し、クラスターが発生する事例も確認されており、感染症が流行しやすいとされる冬にかけて、第6波の感染拡大も懸念される中で、直ちに制約のない日常生活に戻ることは難しい状況です。

市民の皆様には、緊急事態宣言解除後もマスクの着用や手洗いの励行、室内の換気など基本的な感染症対策を徹底し、引き続き新型コロナウイルスへの警戒をお願いいたします。

令和3年9月30日
印西市長　板倉　正直