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ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)ワクチン(HPVワクチン)について

[2024年8月1日]

ID:16585

ヒトパピローマウイルス感染症について

  子宮頸がんは、発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの持続的な感染が原因となって発症します。性交経験がある女性であればだれもが感染する可能性があります。

 100種類以上の遺伝子型があるHPVの中で、特に発がん性が高いタイプの感染が問題となります。近年20~40歳代の子宮頸がんが増加傾向にあり、その約70%はHPVの感染が原因とされています。

 HPVに感染してもほとんどの場合ウイルスは自然に排出されてしまいますが、長期間感染が続く場合があり、ごく一部のケースで数年~数十年後に前がん状態を経て子宮頸がんを発症します。ワクチンでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診によって前がん病変を早期発見することで子宮頸がんを予防します。

 

HPVワクチンについて

  現在国内で接種できる子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型及び18型に対する抗原を含んでいる2価ワクチン(サーバリックス)と、尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因ともなる、6型、11型も加えられた4価ワクチン(ガーダシル)、子宮頸がん患者から多く検出されるHPV31型、33型、45型、52型、58型がさらに加えられた9価ワクチン(シルガード9)があります。HPV未感染者(学童女子)を対象とした海外の報告では、感染及び前がん病変予防効果に関して、いずれのワクチンとも高い有効率が示されていますが、HPV既感染者には有効性が低いことから、初回性交渉前に接種することが推奨されています。

 ただし、ワクチンを受けたからといって病気にかからないわけではありません。ワクチン接種後も、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。

 (注意)9価ワクチンの詳細については厚生労働省ホームページ(別ウインドウで開く)をご確認ください。

9価HPVワクチン(シルガード9)の定期接種化について

予防接種実施規則の一部を改正する省令が令和5年1月30日に公布され、令和5年4月1日から9価HPVワクチン(シルガード9)を定期接種に用いることができるようになりました。


9価HPVワクチンの2回接種について

9価HPVワクチンは、小学6年生以上14歳までの女性を対象として、通常6か月以上の間隔をおいて2回接種が可能となります。

新小学校6年生(平成25年4月2日~平成26年4月1日生)の皆さんには、令和7年5月に予診票を発送予定です。


9価HPVワクチンの標準的な接種間隔について

9価HPVワクチンの標準的な接種間隔については、以下のとおりです。

【2回接種の場合 (14歳までに接種をする場合)】

 6か月以上の間隔をおいて2回接種が可能になります。

 <上記の方法がとれない場合>

 初回から2回目までの接種間隔は最低5か月以上とし、5カ月未満で2回目を接種した場合は、3回目の接種が必要になります。


【3回接種の場合】

 4価ワクチン(ガーダシル)と同じ接種スケジュールとなります。

 1回目接種の2か月後に2回目を接種

           ↓
 1回目接種の6か月後に3回目を接種
   
<上記の方法がとれない場合>
1か月以上の間隔をおいて2回接種後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種



2価または4価ワクチンと9価ワクチンの交互接種について

同じ種類のHPVワクチンで接種を完了することを原則としますが、すでに2価あるいは4価HPVワクチンを用いて、定期接種もしくはキャッチアップ接種の一部を終了した者が残りの接種を行う場合には、適切な情報に基づき、医師と被接種者がよく相談した上で、9価ワクチンを選択しても差し支えありません。

HPVワクチンの副反応について

  子宮頸がん予防ワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。

 また、子宮頸がん予防ワクチン接種後に、複合性局所疼痛症候群(CRPS)(注意)などの慢性の痛みを伴う事例や、関節痛が現れた事例などの報告があり、専門家による検討が行われました。子宮頸がん予防ワクチンの副反応の発生状況については、ワクチン接種の有効性との比較考量の中で、定期接種の実施を中止するほどリスクが高いとは評価されませんでした。
 しかし、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が子宮頸がん予防ワクチン接種後に特異的に見られたことから、この反応の発生頻度等がより明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとされました。現在も、積極的勧奨は控えた状況が続いていますが、定期接種としての実施は可能です。

(注意)複合性局所疼痛症候群は、骨折・捻挫などの外傷をきっかけとして生じる、原因不明の慢性の疼痛症候群です。

 

 

HPVワクチンの接種方法について

定期接種対象者

HPVワクチンの接種方法【定期接種】
対象年齢標準的
接種時期
ワクチン接種間隔備考
小6~高1相当の女子

【令和7年度】
平成21年4月2日~平成26年4月1日生まれ
中学1年生2価
(サーバリックス)
1回目接種の1か月後に2回目を接種
           ↓
1回目接種から6か月後に3回目を接種

【上記の方法がとれない場合】
1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目から5か月以上、かつ2回目から2か月半以上の間隔をおいて1回接種


☆筋肉注射


小学6年生には、予診票の詳細が示され次第、案内文と予診票を個別通知します。
    
    ●転入者や予診票を紛失した場合は、母子健康手帳をご準備の上、再発行の申請をしてください。

詳しくは下記の「転入された方・予診票を紛失された方」を確認してください。

4価
(ガーダシル)
1回目接種の2か月後に2回目を接種
           ↓
1回目接種の6か月後に3回目を接種
   
【上記の方法がとれない場合】
1か月以上の間隔をおいて2回接種後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種
9価
(シルガード9)
1回目の接種を14歳までに受ける場合
《2回接種》
通常6か月以上の間隔をおいて1回接種
【上記の方法がとれない場合】
1回目と2回目の接種は、通常5か月以上あけます。
5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。

1回目の接種を15歳になってから受ける場合
《3回接種》
1回目接種の2か月後に2回目を接種
           ↓
1回目接種の6か月後に3回目を接種
   
【上記の方法がとれない場合】
1か月以上の間隔をおいて2回接種後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種


☆筋肉注射

9価HPVワクチンの接種をご希望の場合、令和4年度に市より配布した予診票を使用することができます。


 

キャッチアップ接種対象者

積極的な勧奨の差控えにより、接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うこと(以下「キャッチアップ接種」)となりました。

令和7年度に対象となる方は、以下の2つの条件を満たしている人です。

〇平成9年度生まれから平成20年度生まれ(平成9年4月2日から平成21年4月1日生まれ)女性

〇キャッチアップ接種期間(令和4年(2022年)4月2日から令和7年(2025年)3月31日)の3年間でHPVワクチンを1回以上接種した人

HPVワクチンの接種方法【キャッチアップ接種】
対象年齢接種期間ワクチン接種間隔備考
平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性令和7年3月31日まで2価
(サーバリックス)
1回目接種の1か月後に2回目を接種
           ↓
1回目接種から6か月後に3回目を接種

【上記の方法がとれない場合】
1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目から5か月以上、かつ2回目から2か月半以上の間隔をおいて1回接種

☆筋肉注射

●予診票は令和4年7月25日に発送しました(令和4年6月28日以降に転入された方は除く)。

●転入者や予診票を紛失した場合は下記を参照ください。
4価
(ガーダシル)
1回目接種の2か月後に2回目を接種
           ↓
1回目接種の6か月後に3回目を接種
   
【上記の方法がとれない場合】
1か月以上の間隔をおいて2回接種後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種
9価
(シルガード9)
《3回接種》
1回目接種の2か月後に2回目を接種
           ↓
1回目接種の6か月後に3回目を接種
   
【上記の方法がとれない場合】
1か月以上の間隔をおいて2回接種後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種




  
☆筋肉注射

9価HPVワクチンの接種をご希望の場合、令和4年度に市より配布した予診票を使用することができます。 

過去に接種歴があり、長期にわたり接種を中断していた方

◆過去に接種歴のあるワクチンと同一のワクチンで接種します。

過去に接種したワクチンが不明の場合、ワクチンの種類等について医師と被接種者等がよく相談のうえ、接種を再開してください。仮に異なったワクチンで接種することとなった場合でも、安全性に関する大きな懸念は示されていません。

◆残りの回数を接種し、3回接種で完了となります。

◆接種間隔は、上表の【上記の方法がとれない場合】を参照ください。

転入された方・予診票を紛失した方

◆WEB申請の方法

・紛失された方の手続き:ちば電子申請サービスから手続きができます。⇒ 「定期予防接種予診票再発行申請書」(別ウインドウで開く)

・転入された方の手続き:ちば電子申請サービスから手続きができます。⇒ 【転入者用】予防接種実施状況届(別ウインドウで開く)
(別ウインドウで開く)

◆窓口申請の方

・母子健康手帳をお持ちの上、総合保健センターに取りにきてください。


市内委託医療機関(令和7年度)   令和7年4月1日現在

令和6年度 HPVワクチン 市内委託医療機関(要予約)
No.医療機関名 電話定期接種キャッチアップ接種
1すずき小倉台医院0476-47-3766
2

千葉ニュータウンレディースクリニック

0476-47-2227
3千葉ニュータウン駅前こどもクリニック0476-85-5511
4牧の原いとうクリニック0476-47-5011
5みらいウィメンズクリニック0476-40-1200
6マハナレディースクリニック0476-37-5812
7印西そよかぜ内科・呼吸器内科0476-37-6700 
8はぐくみBaby&Kid'sクリニック0476-85-6492
9印西総合病院0476-33-3000
10牧の里クリニック0476-97-1321 
11あんべこどもクリニック0476-80-9611 
12キャップスクリニック千葉ニュータウン中央0476-36-7275
13千葉ニュータウン駅前耳鼻咽喉科クリニック0476-40-1133
14

いしばし内科クリニック

0476-80-5180

(注意)印西市外の医療機関で接種を希望される場合は、「印西市外の医療機関で接種する場合」を参照ください。

お問い合わせ

印西市役所健康子ども部健康増進課感染症予防係

電話: 0476-33-3785

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

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