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木造地蔵菩薩立像[県指定有形文化財(彫刻)]

[2016年3月23日]

木造地蔵菩薩立像(1躯)

木造地蔵菩薩立像

 ヒノキ材で、頭と体の大部分は一木から彫り出し、体部は背面から内刳し、両肩で割りつなぎ合わせてある一木割矧造です。像高は97.5センチメートルです。頭部は首で分離し、耳後で前後に割り内刳し、つなぎ合わされています。さらに面部を割り玉眼がはめ込まれています。ただし、この玉眼は後に補われたものです。
 表面は錆地漆塗の上に白土地の彩色がされています。肌部分の彩色はすべて剥落していますが、僧祇支は、丹彩が塗られ縁にはその上に白が施されます。袈裟表は丹地に切金斜格子を置き緑青・群青・朱・白で文様が描かれ、条葉は群青地で、切金線2本で縁取られます。袈裟裏は緑青地に切金、裙は丹地で縁に切金が施されます。
 額が張り、ややつり上がった目と引き締まった顔、動きのある衣文などに鎌倉時代の特徴がみられます。繊細で巧みな彫技が示されますが、表面の彩色・切金も繊細で、当初の華麗なさまをとどめている作例で、鎌倉時代前期に造られたものです。

【所在地】別所1005(地蔵寺)【指定年月日】平成7年3月14日

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