令和3年第3回定例記者会見

令和3年8月24日開催

　本日はお忙しいところ、令和3年第3回定例記者会見にお集まりいただき、誠にありがとうございます。

　本日、議会運営委員会が開催されまして、令和3年第3回印西市議会定例会が、8月31日から9月30日まで、31日間の会期予定で、開催する運びとなりました。

　今回の議会に上程を予定している付議事件は、条例2件、予算2件、契約の締結1件、決算の認定6件、報告2件、人事2件、その他2件の計17件でございます。

　なお、今回の補正予算の主なものといたしましては、児童・生徒の増加に対応するため、小中学校のパソコンなど、ICT環境の整備に要する経費や、学童クラブが実施する、新型コロナウイルス感染症対策への補助など、約5億8千600万円を計上しております。

　始めに、新型コロナウイルス感染症対策に関してお話いたします。千葉県におきましても、緊急事態措置区域として、9月12日まで延長されましたが、いまだ、全国的に感染拡大に歯止めがかからず、新規感染者数が過去最多を更新するなど、収束の見通しが立たない状況でございます。

　市内におきましても、ひと月当たりの感染者数が、7月は74人、8月は、21日と23日には、実に57人の感染が発表されるなど、既に333人の感染が確認されており、爆発的に感染が拡大する中で、災害レベルでの警戒が必要であると認識しております。

　印西市といたしましては、市民の健康と安全を守るため、感染拡大を防ぐとともに、市民生活と地域経済を維持するため、これまでもさまざまな支援策を講じて参りましたが、感染症対策の切り札とされております、ワクチン接種を加速するため、新たに9月25日から、松山下公園総合体育館で集団接種を開始いたします。同会場は、9月と10月の土曜、日曜日のうち8日間開設し、1日当たり、最大2千人に対し接種を行い、無料の送迎バスを千葉ニュータウン中央駅と木下駅から運行する予定でございます。

　また、市内の小中学校の先生方への接種を現在実施しており、希望される方への2回の接種が、9月中に概ね完了する見込みとなっております。

　さらに、牧の原モアに設置しております市の集団接種会場及び市内の9つの医療機関におきまして、妊娠中の方への接種の予約を8月20日から開始しており、随時接種を行ってまいります。

　現在、市内の高齢者の2回目の接種率は、約84％となり、全体では、約31％となっておりますが、新たな集団接種会場の設置や、牧の原モアの集団接種会場におきましても、ワクチン供給量に合わせて、随時、接種枠を増やすなど、希望する全ての皆様が、速やかに接種できるよう、全力で取り組んでまいります。

　次に、すでに6月に報道発表されておりますが、長年、市の最重要課題の一つとして取り組んできました、北総鉄道の高運賃問題についてお話いたします。

　次に、本日、パラリンピックが開会いたしますが、オリンピックにおいて、印西市ゆかりの選手が、大活躍されましたので、ご報告いたします。

　まず、体操競技では、順天堂大学の橋本大輝選手と同大学院の萱和磨選手が、団体総合で銀メダルを獲得し、その後、橋本選手は、個人総合と鉄棒で見事に金メダル、萱選手も、あん馬で銅メダルに輝きました。

　また、陸上競技においては、順天堂大学の三浦龍司選手が、3千メートル障害で7位入賞、同大学の泉谷駿介選手は、110メートル障害で、惜しくも決勝進出はなりませんでしたが、素晴らしい闘いを見せてくれました。

　さらに、トランポリン競技では、印西市出身の宇山芽紅選手が、5位入賞を果たすなど、どの選手も全力で競技に挑み、国民に大きな感動を与えてくれました。印西市にゆかりのある選手たちの素晴らしい成果は、市にとりましても大きな誇りであり、今後の活躍も大いに期待できるものと確信しております。

　なお、この場で発表させていただきますが、活躍された皆様には、その栄誉をたたえ、橋本選手には市民栄誉賞、萱選手、宇山選手、三浦選手には市長特別賞、泉谷選手には感謝状の授与を決定いたしました。各賞の授与の日程は、後日改めて報道発表させていただきますので、宜しくお願いいたします。

　また、本日から開催のパラリンピックにおいても、市にゆかりのある選手が複数参加いたしますので、ぜひ注目していただきたいと思います。

　次に、皆様には、すでにご案内させていただきましたが、市では、順天堂大学とシティプロモーション活動で連携を図るため、7月に広告に関する契約を締結いたしました。

　これにより、順天堂大学の男子駅伝チームが、ユニホームなどに印西市のロゴマークを付け、学生の3大駅伝でもある出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝などに、シード校として出場し、市をPRしていただきます。

　オリンピック同様、選手の皆さんには、大いに活躍していただけるものと期待しております。

　次に、各種証明書のキャッシュレス決済の導入について、お話いたします。

　次に、平成30年度から開始いたしました、イルミネーションイベント「イルミライ 印西」についてお話いたします。

　昨年に引き続き、「いんざいふるさとまつり」は、新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、「イルミライ 印西」は、新たな観光名所として、地域の活性化につながるよう、また、今年も医療従事者などへの感謝の意を込めて実施いたします。4年目となる今年は、11月13日から来年2月中旬までの3か月間、千葉ニュータウン中央駅北口に加え、南口まで延伸し、イルミネーションにはそれぞれテーマを持たせ、実施する予定でございます。

　次に、市の総合防災訓練についてお話いたします。

　昨年は、新型コロナウイルスの影響で、主に避難所における、感染症まん延を防ぐための避難所設営訓練を実施いたしました。そして、今年も昨年同様、規模は縮小となりますが、防災意識の高揚と地域防災力の強化を目的に、自主防災組織、町内会・自治会の皆様と一緒に、10月24日、内野小学校で実施する予定でございます。

　次に、秋に向けて開催される、スポーツや文化に関連した催しについて、ご案内いたします。文化的行事といたしましては、例年ですと、9月から10月にかけ、秋の収穫を祝い、感謝する地域の伝統行事である、市または県指定の無形民俗文化財の獅子舞や神楽が各地で行われておりますが、今年も中止、もしくは公開中止と聞いております。そのような中でも、開催が予定される催しを、いくつかご紹介いたします。

　はじめに、一昨年、市内の習志野カントリークラブで開催された「ZOZO　チャンピオンシップ」についてお話いたします。昨年は国内での開催は中止となりましたが、今年は再び、10月21日から24日までの4日間、習志野カントリークラブでの開催に向け、調整を進めていると伺っております。世界で活躍するトッププロが、印西市でプレーすることは、大変誇らしいことだと思っております。

　次に、第27回「関東大学女子駅伝対校選手権大会」が、9月26日、千葉ニュータウンを周回するコースで開催されます。この大会は、10月に仙台で行われる第39回「全日本大学女子駅伝対校選手権大会」への出場をかけた大会となります。当日は、コース周辺で交通規制が行われ、大変ご迷惑をおかけいたしますが、市内の順天堂大学も毎年参加しておりますので、活躍を期待しております。

　次に、「印西小学校駅伝競走大会」が、市内の全18小学校の代表チームが参加し、11月25日に開催されます。

　さらに、10月下旬からは、市民文化祭が、各会場で行われる予定です。昨年は、会場での開催は中止となり、初めての試みとして、インターネット上で、市民の皆様の活動を紹介する「オンライン文化祭」を行いましたが、今年は、各会場で開催するとともに、昨年同様、オンラインでも開催いたします。

　今年も全国各地で、豪雨や長雨による被害が発生しております。お盆の時期には、特に西日本で記録的な大雨となり、河川が氾らんするなど、尊い命が失われた地域もございました。印西市においても、8月15日には、土砂災害警戒区域に、警戒レベル4の避難指示を発令いたしました。台風シーズンを迎え、今後も最大限の警戒を強めるとともに、新型コロナウイルスの感染症対策にも、一層気を引き締めて取り組んでいかなければなりません。

　昨日23日には、処暑を迎えましたが、まだまだ厳しい残暑が続いておりますので、皆様方におかれましては、くれぐれも体調にご留意いただき、今後ますますのご健勝をご祈念申し上げ、結びといたします。