印西市国土強靱化地域計画

　平成23 年（2011 年）3月に発生した東日本大震災は、各地に大きな被害をもたらしました。今後も、マグニチュード7クラスの地震が発生すると推定されている首都直下型地震や、さらに大きいと予測されている南海トラフ地震等、大規模自然災害の発生リスクが高まっております。
　また、令和元年房総半島台⾵や、令和元年東⽇本台⾵など、近年の、前線の停滞による豪⾬や、大型台風の襲来など、激甚災害に指定される災害が全国的にも増加している状況です。
　平成25 年12 月11 ⽇に施⾏された「強くしなやかな国⺠⽣活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法」では、「今すぐにでも発生し得る大規模自然災害等に備えて早急に事前防災及び減災に係る施策を進めるためには大規模自然災害等に対する脆弱性を評価し、優先順位を定め、事前に的確な施策を実施して大規模災害等に強い国⼟及び地域を作るとともに、⾃らの⽣命及び⽣活を守ることができるよう地域住⺠の⼒を向上させることが必要である。」としています。
　印西市国土強靱化地域計画は、⼤規模災害が発⽣しても被害を最⼩化し、機能不全に陥らない、迅速な復旧・復興が可能な市をつくりあげることを目的とし、「防災」の範囲を超え、さまざまな分野から総合的な施策を平時より⾏っていくため策定いたしました。