緊急事態宣言の解除を受けて（市長からのメッセージ）

　昨日、5月25日に政府対策本部より、千葉県をはじめとする首都圏の1都3県と北海道に発令されていた新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言を解除するとの発表がありました。

　千葉県では、5月に入ってからの一日当たりの感染者数は、一けた台で推移しており、ここ数日では、新たな感染者がゼロという日が続いております。

　当初予定されていた、5月31日を待たずに、宣言が解除されましたのは、感染の拡大防止のため、外出の自粛等にご協力をいただいております市民の皆様、営業の自粛要請に応じていただいた事業者の皆様、また医療現場で日々奮闘いただいております、医師や看護師をはじめとする医療関係者の皆様のご努力の賜物であり、心より感謝申し上げる次第でございます。

　市では、千葉県内の感染の状況等を踏まえまして、休止しております公共施設を屋内施設等の一部施設を除き、6月1日から感染防止対策を講じながら、段階的に再開することといたしました。
　また、これまで営業を休止しておりました、商業施設等が営業を再開するなど、徐々にではありますが、社会経済活動も元の日常に戻る兆しが見えてきております。

　しかしながら、新型コロナウイルスが私たちの周りから無くなった訳ではなく、第2波の流行の恐れは常にある状況で、再び流行期に入った場合には、緊急事態宣言が再度発令されることも予想されております。
　緊急事態宣言が解除された後におきましても、市民の皆様には、マスクの着用、咳エチケットの励行、こまめに石鹸で手を洗うといった基本的な感染症予防対策の徹底と、密閉、密集、密接の3つの密を避ける、人との間隔を空ける、買い物はネット通販なども利用しながら空いている時間に行く、屋内よりも屋外で遊ぶといった、「新しい生活様式」を実践してくださるようお願いいたします。

　また、これまでも申し上げておりますが、新型コロナウイルスに関しまして感染者やその家族、医療関係者などへの偏見や差別は絶対にあってはなりません。
　だれもが感染するリスクがあることを受け止め、お互いを思いやる気持ちをもって、今後も冷静に行動してくださるようお願い申し上げます。

令和2年5月26日
印西市長　板倉　正直