[2020年1月6日]
ID:195
リプロダクティブ・ヘルス/ライツは、「性と生殖に関する健康と権利」と訳され、1994年にカイロで開催された国際人口開発会議において提唱された概念です。今日、女性の人権の重要な一つとして認識されています。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツの中心課題には、いつ何人子どもを産むか産まないかを選ぶ自由、安全で満足のいく性生活、安全な妊娠・出産、子どもが健康に生まれ育つことなどが含まれおり、また、思春期や更年期における健康上の問題等生涯を通じての性と生殖に関する課題が幅広く議論されています。
具体的に言うと、人々が政治的・社会的に左右されず、「子どもを持つ」「持たない」を決める自由を持ち、自分たちの子どもの数、出産間隔、出産する時期を自由に決定でき、そのための健康を享受できること、またそれに関する情報と手段を得ることができる権利のことです。
妊娠するのは女性であり、男性とは異なる健康上の問題に直面します。
思春期には月経があり、その後は毎月の月経についてのトラブル、胎児を育てる子宮には、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮がんの発生、乳がんの問題などが出てきます。
つまり、リプロダクティブ・ヘルス/ライツは、性の問題、思春期の問題、妊娠、出産、中絶、避妊、不妊、性感染症、更年期障害など、女性の生涯にわたる健康の問題に対応し、健康を確保することを意味します。
私たちが豊かな生涯を送るための基本として「心とからだの健康づくり」は必要不可欠です。リプロダクティブ・ヘルス/ライツの概念を理解し、「自分のからだは自分で守ること」から実践していきましょう。そして、あなたの家族にもその大切さを伝えていきましょう。
女性は、妊娠・出産の可能性があること、子宮頸がんや乳がんの予防や早期発見が重要であることなど、特有の健康問題が存在します。
これらを踏まえ、厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」とし、女性の健康づくりのための知識の普及を図っています。
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