平成26年第3回定例記者会見

本日は、お忙しいところ平成26年第3回定例記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

　先日、議会運営委員会が開催されまして、平成26年第3回印西市議会定例会が、明日、9月3日から10月3日までの31日間の会期予定で、開催されることになりました。今回の議会に上程を予定している付議事件は、条例8件、予算3件、契約の変更1件、道路線の認定1件、財産の取得1件、決算の認定6件、報告4件、人事3件の計27件でございます。

皆さんには、議案の案を配布させていただきましたので、ご確認をお願いいたします。上程を予定しております議案等の概要につきましては、後ほど総務部参事からご説明申し上げることとし、私からは、市の現況等につきまして、述べさせていただきます。

私が、市民の皆さんからの負託を受け、印西市長として市政の舵をとり、早や2年が経過しました。市長就任当初から「市民からいただく貴重な税金を無駄使いせず、子育て、福祉、教育といった市民のための施策に還元する」という議員時代からの変わらぬ姿勢で行動し、市民の声にしっかりと耳を傾け、市民目線に立って、各施策に取り組んでまいりました。

そしてこの2年間で、喫緊の課題への対策や公約実現に向けた取り組みを進め、私が思い描いているまちづくりの方向へと、前進してまいりました。中でも、クリーンセンター移転計画につきましては、各候補地の周辺住民意見交換会を15回開催し、更に経済性などを加味した3次審査を終え、今月末には用地検討委員会から組合管理者へ審査結果が答申される予定となっております。

また、北総線の運賃値下げにつきましては、通学定期の25％は10年間維持することができましたが、普通運賃、通勤定期の値下げにつきましても根強い交渉を続けてまいりたいと考えております。

まだまだ取り組むべき課題はたくさんありますが、どうか今後も皆さんのご協力をいただきながら、ひとつひとつ公約を実現してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

はじめに、8月1日から4日間にわたり、市内の松山下公園総合体育館を会場に開催された全国高等学校総合体育大会（インターハイ）空手道競技大会が盛会のうちに閉会いたしました。大会期間中は、全国から選手や役員、一般来場者の皆さんをお迎えし、延べ18,000人が印西市を訪れました。高校生最大のスポーツの祭典がさわやかな大会として終了できたこと、市の丁寧な対応に感謝の声をいただいたことは、市としても大いにピーアールできたと考えております。大会運営をお手伝いいただいた先生方や多くの生徒をはじめ、ご協力いただいた皆さんには改めて御礼申し上げます。

　次に、今年で2年目となりました夏期休業中の学校プールの開放ですが、今年はプール管理指導員に加え監視員も直接雇用する方式で実施いたしました。小学校3校での開放となりましたが、天候にも恵まれ、暑い日差しの中、延べ1,700人もの児童がプールに親しむとともに体力づくりに励んでおりました。

地域の皆さんには、炎天下負担の大きいなか、子どもたちの安全を確保するためにプール監視業務にご協力いただきました。関係された皆さん、大変お疲れ様でした。

　次に、小中学校普通教室に空調設備（エアコン）を設置するための設計費の補正についてお話します。このエアコンの整備設計予算については、平成26年度当初予算に一部の設計費を計上しましたが、結果としてそれを除いた修正予算案が可決されました。このようなことから、市民の皆さんから直接意見を伺うため、去る7月12、13の2日間、市内4会場においてタウンミーティングを開催しました。また、7月下旬には猛暑期の授業の様子を視察するため、市内3校の小学校を訪問しました。その中で子ども達から直接意見を聞き、暑さがこもった教室の様子を体験してきました。そこで私は、やはり未来を担う子ども達の教育環境の改善のため、エアコンを一刻も早く設置しなければならないことを改めて確信し、今回補正予算を計上するに至ったものでございます。

なお、補正予算額の内容は、平成27年度からの工事施工を、より迅速に実施するため小中学校合わせて28校分の設計費を計上することとしました。

次に、印西地区環境整備事業組合が審議を進めている「ごみ焼却施設とリサイクルセンターからなる次期中間処理施設」の建設候補地についてお話します。冒頭でも触れましたが、現在、建設候補地の審査については最終段階に入っておりまして、候補地は、公募地として岩戸、滝、武西、吉田の4地区、それに現在クリーンセンターのある土地を加えた5箇所となっており、すべて印西市内でございます。最終的な審査結果につきましては、9月28日日曜日、午後1時から、印西クリーンセンターで開催される、組合構成市町の皆さんを対象とした「審査結果報告会」の中でお知らせすることとなっております。是非、皆さんのご参加をお願いいたします。

次に、米の収穫期にあたり安全なお米を消費者の皆さんに提供するため、千葉県による米の放射性物質検査を実施いたしました。市内から採取した玄米を分析した結果、放射性セシウムは検出されず、8月20日に安全性が確認されたところです。これにより、印西市産のおいしいお米を出荷・販売、贈答できるようになりましたので、消費者の皆さんには安心してお召し上がりいただきたいと思います。

次に、印西市総合防災訓練についてです。9月1日は、大正12年に発生した関東大震災にちなんで制定された「防災の日」であり、各地で防災関連の行事が行われますが、印西市でも毎年、防災意識の高揚と自主防災力の向上などを目的に、防災関係機関、民間団体、自主防災組織の市民の皆さんと合同で総合防災訓練を実施しております。今年は、10月19日日曜日に本埜中学校を会場として、中学校区域の町内会、児童、生徒のみなさんと実施いたします。災害は、いつ何時、どこで起こるか分かりません。被害を最小限に抑えるためには、日頃の災害を想定した訓練が極めて大切ですので、一人でも多くの方が参加されますようお願いいたします。

秋に向け、スポーツおよび文化の催しが市内各地で開催されますので、ご紹介いたします。最初に、「第20回関東大学女子駅伝対校選手権大会」が9月28日日曜日に、千葉ニュータウンを周回するコースで開催されます。この大会は、10月に仙台で行われる「第32回全日本大学女子駅伝対校選手権大会」への出場をかけた大会となります。是非、沿道に足を運んでいただきご声援をお願いしたいと思います。

次に、10月25日土曜日と26日日曜日の二日間にわたり、「クライミング ワールドカップ2014 印西大会」が松山下公園総合体育館で開催されます。クライミングの年間ランキングを決定するワールドシリーズの大会です。世界最高レベルの競技が繰り広げられ、各国から沢山の方が観戦されることを期待しております。

次に、一般市民向けのイベントでございますが、「スポーツフェス2014」を、体育の日、10月13日祝日に松山下公園で開催いたします。「参加して楽しい、見ても楽しい」スポーツイベントになるよう、さまざまな種目を用意しております。

このほか、秋の収穫を祝い感謝する伝統行事では、市指定無形民俗文化財「いなざき獅子舞」が、秋分の日、9月23日に和泉の鳥見神社で、県指定無形民俗文化財「鳥見神社の神楽」が、10月17日金曜日に中根の鳥見神社で、県指定無形民族文化財「浦部の神楽」が、10月19日日曜日に浦部の鳥見神社で行われる予定でございます。

いずれの事業、行事におきましても、多くのみなさんにご参加、ご観覧していただけることを願っております。