[2016年3月23日]
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宝珠と錫杖を持ち左足を下に垂らして座る延命地蔵菩薩像は、平安時代から鎌倉時代にかけてのものに多くみられ、浄土教とともに末法思想が盛んになるにつれ、広く信仰されました。
像高は139センチメートル、カヤ材をつなぎ合わせた寄木造で、目は彫眼、体の表面を漆で金箔を貼った漆箔像です。姿が整い、胎内まで金箔を貼った丁寧な仕上げで柔和で円頂な顔、おだやかな肉付け、うすい衣は流麗で、全体が慈悲深い地蔵の特色をよく表している像です。
造像年代は平安時代末から鎌倉時代初めと考えられています。泉倉寺が弘化4年(1847年)に井伊家より寄進を受けたものです。
【所在地】和泉971(泉倉寺) 【指定年月日】昭和30年12月15日
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