[2016年3月23日]
ID:5046
総高99.6センチメートル、口径58.2センチメートル、3段組で鋳上げられた梵鐘です。
乳は4段4列からなり、上帯と下帯に文様はなく素文となっています。池の間は、縦帯により4区画されており、1区画に銘文が刻まれています。銘文は下総国瀧水寺ではじまり、建武5年(1338年)の記年銘が刻まれています。
中帯と縦帯の交差する部分には龍頭の方向と平行に撞座が2か所あります。この撞座は毛彫りによる八葉複弁蓮華文のもので、1か所は蓮子を9個刻み雄芯は付けておらず、もう1か所には雄芯を刻み、蓮子は7個です。県内では他に例のない形式の撞座です。小ぶりですが、欠所が見当たらない鋳上がりの美しい梵鐘です。
【所在地】滝1009(瀧水寺) 【指定年月日】昭和47年1月28日
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