[2017年1月6日]
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印西牧の原駅周辺には、昭和16年から昭和20年にかけて逓信省(ていしんしょう)航空局の印旛地方航空機乗員養成所(通称・印旛飛行場)の滑走路が広がっていました。
昭和19年ごろからは陸軍の軍用飛行場として使用され、首都防衛の任を果たしていました。現在では、千葉ニュータウンなどの開発が進み、当時の姿を見ることはできませんが、印旛飛行場があったことを示す痕跡として、掩体壕が残っています。
掩体壕とは、飛行場に駐機する軍用機を上空の敵機から守るために作られた格納庫で、太平洋戦争末期、米軍による本土空襲が激しくなる状況で、全国の軍用飛行場に構築されました。掩体壕には、コンクリート製の屋根で作られた有蓋型(ゆうがいがた)と、屋根がなく土を土塁状に固めた無蓋型(むがいがた)があります。印旛飛行場には、無蓋型の掩体壕が作られ、造谷川防災調整池の西側に保存されています。大きさは幅約30メートル、高さ3メートルほどで、小型の軍用機ならほぼ一機格納できる規模となっています。
【所在地】東の原3丁目108【指定年月日】平成28年9月23日
(東の原3丁目南西端)
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