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ロタウイルス予防接種について

[2020年10月1日]

ID:11195

 令和2年10月1日より、ロタウイルスワクチンが定期接種となります。

 接種対象は、令和2年8月1日以降に生まれた方です。 

ロタウイルス胃腸炎について

  ロタウイルスによる胃腸炎は、「白色便性下痢症」と呼ばれ、どのお子さまでも5歳までに1回以上はかかる感染症です。急激な嘔吐と水溶性の下痢を頻回に排泄し、発熱が3割~5割程度みられます。感染力が非常に強く、手洗いや消毒などをしっかりしても感染予防をすることが難しく、脳炎など重い合併症を引き起こしたりすることがあります。下痢や嘔吐はほとんどの場合は、1週間程度で自然に回復しますが、脱水症状が強い場合や合併症を併発した場合は、入院治療が必要になることもあります。

 

ロタウイルスワクチンについて

  ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも生ワクチン(弱毒化したウイルス)で、飲むワクチンです。医療機関で相談し、どちらかのワクチンを選んでください。途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種してください。 

ロタウイルスワクチンの種類と副反応について
ワクチンの種類                                      ロタテック                                 ロタリックス
製造元                                       MSD(株)                                    GSK社
接種方法                                                                   生ワクチン経口
副反応

       腸重積症、易刺激性、下痢、咳嗽、鼻漏など

      腸重積症、下痢、嘔吐、胃腸炎、発熱など

接種できない場合

  腸重積症の発症を高める可能性がある、未治療の先天性消化管障害(メッケル憩室症等)や腸重積の既往のある乳児、重症複合型免疫不全(SCID)を有する乳児は接種を受けることができません。


ロタウイルスワクチンの接種方法について

ロタウイルスワクチンの接種方法
ワクチン名          ロタリックス(1価)                ロタテック(5価)
接種回数              2回                     3回
対象者 令和2年8月1日(土曜日)以降生まれた乳児

(注意)定期接種開始は、令和2年10月1日(木曜日)です。

           9月30日までに接種をした場合は任意接種(全額自己負担)となります。
(注意)令和2年7月31日以前に生まれた乳児はいずれの回においても定期接種対象になりません。

標準的接種 標準初回接種を生後2月から生後14週6日までに接種する。(生後6週から接種可能)
 


出生6週0日の翌日~出生24週0日後
   

(注意)出生24週0日後は、生まれた日から数えて24回目の同じ曜日


出生6週0日の翌日~出生32週0日後


(注意)出生32週0日後は、生まれた日から数えて32回目の同じ曜日

接種方法 27日以上の間隔をあける 27日以上の間隔をあける
1回目 生後2月から生後14週6日までに接種
(生後6週から接種可能)
生後2月から生後14週6日までに接種
(生後6週から接種可能)
2回目 出生24週0日まで 出生28週0日まで(推奨)
3回目 出生32週0日まで
接種量 毎回 1.5ml  生ワクチン経口接種 毎回 2ml 生ワクチン経口接種
成分の違い 通常ヒトに感染するヒト由来のG1P「8」型ロタウイルスを弱毒化してワクチンを作っている ウシ由来のG1、G2、G3、G4およびヒト由来P1A「8」型5つの血清型を含む。ヒトに感染できるように弱毒化しワクチンを作っている
接種費用 令和2年10月1日以降は公費(無料)
実施場所 千葉県委託医療機関において個別接種

出生〇週△日後とは

【出生〇週△日後】とは➡出生日の翌日を出生0週1日後として算出する。

例)2020年11月1日(日曜日)出生の場合:出生6週0日後=12月13日(日曜日)


ワクチンを接種する前

 

 赤ちゃんのお腹がいっぱいだと、上手にワクチンを飲めない場合がありますので、接種前30分程は、授乳を控えることをすすめます。上手に飲めるよう、医師、看護師の指示に従ってください。なお、ワクチンがうまく飲めなかったり、吐いたりしてしまった場合でも、わずかでも飲み込みが確認できていれば、ワクチンの効果に問題ありませんので、再度接種する必要はありません。


ワクチンを接種した後

 接種直後は、医療機関で30分程様子を見てから帰宅してください。ワクチン接種後2週間ほどは、赤ちゃんの便の中にワクチンのウイルスが含まれることがあります。おむつ交換後には、石鹸で十分な手洗いをしてください。高熱、けいれんなど、異常を感じた場合はすぐに医師の診察を受けてください。


副反応[腸重積症について]

 ロタウイルスワクチンの接種を受けてから約1~2週間は腸重積のリスクが通常より高まる可能性があります。

 腸重積症とは、腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気です。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で、もともと3~4か月齢ぐらいから月齢が上がるにつれて多くなります。腸重積症は手術が必要になることもありますが、発症後早く治療をすればほとんどの場合、手術をせずに治療ができます。以下のような症状が一つでも現れたら腸重積症が疑われます。

  • 泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
  • 嘔吐を繰り返す
  • ぐったりして顔色が悪くなる
  • 血便がでる

 このような症状に気づいたら、すみやかに接種した医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、このワクチンを接種したことを医師に伝えてください。

お問い合わせ

印西市役所健康子ども部健康増進課感染症予防係

電話: 0476-42-5595(中央保健センター内)

ファクス: 0476-42-5514

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