[2021年2月10日]
ID:12180
令和3年2月10日開催
本日はお忙しいところ、令和3年第1回定例記者会見にお集まりをいただき、誠にありがとうございます。
本日、議会運営委員会が開催されまして、令和3年第1回印西市議会定例会が、2月17日から3月19日まで31日間の会期予定で、開催する運びとなりました。
今回の議会に上程を予定している付議事件は、配布しております承認1件、条例13件、予算11件、契約の締結1件、人事12件の計38件でございます。
これら議案等の概要につきましては、後ほど総務部長からご説明いたしますので、私からは、副市長の人事案件と市政状況、令和3年度当初予算等につきまして述べさせていただきます。
はじめに、副市長の人事案件でございます。
現在、活躍いただいております、杉山副市長は、本年5月16日をもって任期満了となりますことから、同意案件といたしまして、本定例会に再任の議案を提出いたします。
杉山副市長につきましては、豊富な行政経験のもと、平成29年5月より、その手腕を遺憾なく発揮し、私の市政運営を支えていただいております。
次に、高齢者等の無料PCR検査について現在の状況を報告いたします。
昨年の第4回定例会におきまして、65歳以上の高齢者等が無料でPCR検査を受けられるように、補正予算を計上いたしましたが、先月、1月18日から2月5日まで、受付を行いました。
2月5日時点で、対象者2万4千787名のうち、およそ53パーセントに当たる1万3千151名から申し込みがありました。
これほど多くの方から申し込みがありましたことは、市民の皆様が現在の感染の状況を深刻に受け止めていると同時に、少しでも安心を得たいという思いが伝わる結果となったと考えております。
次に、押印の廃止につきまして、本市の取り組み状況を報告いたします。
国による、押印見直しの取り組みを受け、本市でも、市民や事業者が行う押印が必要な申請手続き等について、2月1日付けで、規則や要綱の改正に係る事務の簡素化を図るため、押印の特例に関する規則・要綱を整備するとともに、押印廃止に向けた統一的基準を策定いたしました。
現在、優先順位の高いものから、順次、見直しを進めており、およそ1500件の手続きのうち、2月8日現在で開発行為に関する手続きなど82件の手続きについて押印の見直しを行い、3月までに1500件全ての手続きについて、見直しを検討いたします。
次に、文化ホールと大森図書館の状況を報告いたします。
令和2年1月から休館し、大規模改修工事を実施しておりましたが、5月1日から全面開館いたします。
この度の工事では、施設の長寿命化、バリアフリー化、省エネ化、防災・防犯の機能強化を図るため、屋上や外壁の防水改修、段差の解消や床材・客席の張替え、トイレの洋式化や増設、照明のLED化や音響・映像設備の更新、空調設備やエレベーター、消防設備の改修などを行い、外壁の側面等は、市の花コスモスをイメージした、明るいピンク色にいたしました。
次に、令和3年度の予算案について概要を申し上げます。
配付資料の「令和3年度 当初予算の概要」をご覧ください。1ページから6ページに予算編成方針と概要を掲載しております。
はじめに、印西市の状況といたしまして、令和3年度は、新たな総合計画がスタートする節目の年でございます。将来都市像を「住みよさ実感都市 ずっと このまち いんざいで」と定め、計画期間となる令和12年度までに、その実現を目指していまいります。
財政状況の今後の見込みでございますが、歳出面では、高齢化率の上昇や福祉ニーズ等の増大に伴う、社会保障関係経費の増加や、学校・道路などの公共施設の維持管理費や改修費の増加が見込まれるとともに、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費が、新たな経常経費となり、財政運営に重い負担となることが見込まれる状況でございます。
一方、歳入面では、千葉ニュータウンへの企業進出などに伴い、固定資産税の増加が見込まれますが、引き続き、普通交付税の不交付が見込まれるとともに、経常収支比率が上昇傾向にあることから、財政運営に必要な一般財源の確保が課題となっております。
このような状況を踏まえ、予算編成に当たりましては、総合計画の前期5年間の計画となる第1次基本計画との整合性を基本として、各事業の実施効果を十分検証するとともに、創意工夫を凝らし、効率的かつ実効性の高い施策の構築に努め、総体的には市民サービスの向上に資するよう、予算を編成いたしました。
続いて、令和3年度の主要事業について、配布資料の「令和3年度新規事業」及び裏面の「令和3年度拡充事業」により、主なものをご紹介いたしますので、はじめに新規事業の一覧をご覧ください。
国土強靭化地域計画に要する経費については、大規模な自然災害が発生した場合でも、社会経済が機能不全に陥らず、迅速な復旧・復興ができるよう、国及び県の計画を踏まえ、市の計画策定を行います。
高齢者在宅福祉事業については、高齢者が補聴器を購入する際、費用を助成する制度を創設いたします。
(仮称)にぎわい広場整備事業については、株式会社デキシー千葉工場跡地において、にぎわいの創出を図るため、広場として整備するための設計業務などを行います。
中学校修学旅行費補助事業については、子育て支援の一環として、保護者の費用負担の軽減を図るため、現在は小学校に対し実施している修学旅行費の補助について、中学校の修学旅行にも補助いたします。
次に、拡充事業の主な事業を紹介いたしますので、拡充事業の一覧をご覧ください。
行政改革に要する経費については、市民課窓口でのキャッシュレス決済を導入いたします。
情報基盤整備については、庁内の各システムの安定稼働を図るとともに、セキュリティ強化に向けた各公共施設を結ぶネットワークシステムの機器更新や庁内情報系パソコンの更新を行います。
防災施設管理については、防災行政無線親局の更新及び情報伝達の多様化を図ります。また、災害時の衛生面の向上を図るため、指定避難所にマンホールトイレを設置できるよう設計業務を行います。
災害応急対策資機材整備事業については、避難所の衛生対策・感染症対策として、アルコール消毒液や仕切りテント、非常用蓄電池や簡易トイレなどの資機材の充実を図ります。
窓口事務については、現在、事務処理の効率化を図るため、国保年金課の国保事務の一部及び中央駅前出張所の窓口業務の一部を委託により行っておりますが、国民年金事務及び後期高齢者医療事務の一部や、市民課の窓口業務の一部についても委託化を図ります。
印旛支所施設管理については、停電災害に備えるため非常用発電機の設置工事を実施し、本埜支所施設管理については、老朽化した電気設備や内装等を更新する改修工事を引き続き実施いたします。
小学校施設整備改修事業については、施設の老朽化が進んでいる小学校の改修工事を計画的に行うとともに、児童急増に対応するため、牧の原小学校の校舎増築工事を進めます。
そうふけ公民館施設管理については、ふれあい文化館の大規模改修工事を実施いたします。
この他にも、高校生等を対象とした「高校生等医療費助成事業」や、待機児童の解消などを図るため、民間保育園3園の改修及び小規模保育事業3施設の開設支援、新たに開設する民間の学童クラブへの施設整備費の補助を実施するなど、引き続き、子育て支援に力を入れてまいります。
最後に、新型コロナウイルス対策の主な事業について、一部、拡充事業とも重複しますが、ご紹介いたします。
災害応急対策資機材整備事業については、避難所の感染症対策として、間仕切りテントを整備いたします。
民間保育園の助成については、民間保育園が実施する新型コロナウイルスの感染拡大防止を図る事業に対し、補助金を交付いたします。
就学援助事業については、小中学校が臨時休校した際に、準要保護世帯に給食費の支援を引き続き実施いたします。
その他、各部署で必要な、マスクやアルコール消毒液、パーティションなどを整備いたします。
なお、新型コロナウイルスのワクチン接種に係る経費については、一般会計補正予算第1号において、7億530万9千円を計上し、円滑な実施に努めてまいります。
以上、令和3年度の当初予算の概要を申し上げましたが、これらの事業を通して、印西市役所総務部秘書広報課広報広聴係
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