令和3年第2回定例記者会見

令和3年5月28日開催

　本日はお忙しいところ、令和3年第2回定例記者会見にお集まりを頂き、誠にありがとうございます。

　本日、議会運営委員会が開催されまして、令和3年第2回印西市議会定例会が、6月4日から6月25日まで22日間の会期予定で、開催する運びとなりました。

　今回の議会に上程を予定している付議事件は、配布しております条例7件、予算3件、契約の締結1件、財産の取得2件、報告3件、人事2件の計18件でございます。

　これら議案等の概要につきましては、後ほど総務部長からご説明いたしますので、私からは、新型コロナウイルス感染症に関しての市の対応状況と本年度の新規事業の進捗状況等につきまして述べさせていただきます。

　はじめに、新型コロナウイルス感染症に関する市の対応状況につきまして、報告させていただきます。

　現在、千葉県には、まん延防止等重点措置が適用され、印西市は対象区域には指定されておりませんが、連日のように新規感染者が報告されております。千葉県からは不要不急の外出自粛や飲食店の時短営業などが要請されており、市民の皆様も不安を抱えながら、ご不便な日常をお過ごしのことと思います。

　ワクチンについては、そのような状況を一刻も早く収束するための切り札と期待されており、市では、高齢者へのワクチン接種について、集団接種を5月17日から、各医療機関での個別接種を5月24日から開始いたしました。対象となる高齢者は、2万6千219人となり、5月26日時点で1回目の接種を終えた人は、2千204人、約8．4％でございます。なお、集団接種につきましては、現在の総予約枠が2万792件に対し、約85．5％の1万7千775件が予約済みとなっております。

　集団接種について、段階的に予約枠を増やすなど、今後、全体の接種数を加速させ、7月末までの高齢者への接種完了を目指してまいりたいと考えております。

　その後も順次、基礎疾患を有する方や65歳未満の皆さんが、速やかにワクチンを接種できるよう、全力で取り組んでまいります。

　また、市では昨年以降、随時、補正予算を組み、子育て世代や事業者などに対し、市独自の支援として、子育て世帯への臨時特別給付金や中小企業等緊急支援給付金、いんざい応援クーポンの発行、高齢者への無料PCR検査の実施など、各種支援を実施してまいりました。

　そして、今回の補正予算における新型コロナウイルス感染症対策としては、ワクチン接種を円滑に実施できるよう、市独自の支援として、個別接種を実施している医療機関へ一律100万円と接種1回につき300円の協力金を計上いたしました。

　また、介護施設等における感染拡大の防止を図るため、新たに施設に入所する人が、PCR検査を受ける場合、その費用を2万円まで助成する制度を創設いたします。

　このように、今後も感染状況や社会経済の動向を注視しながら、適切な対策を講じてまいりたいと考えております。

　次に、今年度に実施いたします、主な新規事業の進捗状況について報告させていただきます。

　1点目といたしましては、高齢者の日常生活支援として、補聴器を購入する際、2万円まで費用を助成する制度を創設し、7月から開始を予定しております。

　2点目といたしましては、市民課と課税課窓口でのキャッシュレス決済の導入でございますが、こちらは9月以降のできるだけ早期の導入に向け、現在準備を進めているところでございます。

　また、今月17日に開かれた市議会臨時会での補正予算に計上いたしました、民間保育園の施設整備費等への助成でございますが、新たに3園が令和4年度の開園に向け、準備を進めております。その他、児童・生徒数の増加に対応し、当初予算で計上した牧の原小学校の増築工事に加え、滝野中学校の増築工事も予算化いたしました。

　引き続き、待機児童の解消や子育て支援の充実、市民福祉の向上に取り組んでまいります。

　次に、東京オリンピック・パラリンピックに向けた、市内での事前キャンプについて、ご案内いたします。

　先日、アメリカ陸上競技チームの事前キャンプについては、本当に残念でございますが、中止のご報告をさせていただきました。

　しかしながら、事前キャンプについては、オランダの男女体操競技が7月6日から、アメリカの女子体操競技が7月15日から、市内の順天堂大学で行われる予定でございます。コロナ禍においては、親密な交流を図ることが難しい状況ではございますが、関係機関とともに、万全な受け入れ体制で臨みたいと考えております。

　また、オリンピックに関連して、県内市町村を巡回している聖火リレーのトーチが、今月31日に市役所ロビーに展示されますので、併せてご案内させていただきます。

　次に、市主催のイベントについて、2つご紹介いたします。

　1つ目は、いんざい環境フェスタでございます。例年は市内の会場で開催しておりましたが、今年は6月1日から30日までの1カ月間、オンラインで開催いたします。各種市民団体などが取り組む、ごみの減量や環境活動について、動画などでご覧いただけます。これまで、会場にお越しになれなかった皆様にも、ご自宅などで環境問題に触れる良い機会としていただければと思います。

　2つ目は、市のPRイベントでございます。6月5日から20日まで、イオンモール千葉ニュータウンを会場に開催いたします。期間中は、市のマスコットキャラクター「いんザイ君」のフォトスポット設置や、これまで制作した3つの市PR動画の放映を行うほか、6月5日の土曜日と6日の日曜日には、いんザイ君ぬいぐるみの販売や、いんザイ君との撮影会を予定しております。来場の皆様には、印西市をよく知っていただき、愛着を感じていただけるよう、PRに努めてまいりたいと考えております。

　最後になりますが、今年度は、印西市の新たな総合計画がスタートいたしました。基本構想に掲げる将来都市像「住みよさ実感都市　ずっと　このまち　いんざいで」の実現に向け、着実に各種施策を実行し、市民の皆様が「住んでいてよかったと実感できる」まちづくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、今後とも引き続き、皆様のご理解、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

　私からは、以上でございます。