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化学物質過敏症について 

[2025年9月9日]

ID:13631

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化学物質過敏症

 柔軟剤や合成洗剤・香水・化粧品・芳香剤・入浴剤・防虫剤・除草剤・タバコなどに含まれる化学物質(合成香料)が原因となって、化学物質過敏症を発症する人がいます。


 良い香り?実は隣の人は困っているかも ~いわゆる「香害」~

 柔軟剤や香水などの良い香りは気分が緩んだり、高揚したり、リフレッシュさせたりといった癒し効果があるため、好きな香りに包まれて過ごしたいと好んで使われる人も多いと思います。最近は香りを含んだ商品が店頭にも多く並んでいます。

 しかし良い香りの感じ方は一人一人異なります。その香りを強く感じたり、苦手に感じる人もいます。更には香りの中に含まれる物質で体調を崩す人がいるのはご存じでしょうか。

 

発症の原因

 化学物質過敏症は空気中を漂う何らかの化学物質に大量にさらされることで発症したり、わずかな量でも化学物質に繰り返しさらされた後に発症したりするといわれています。

 詳しい原因がわかっていないため誰にでも発症するリスクがあります。大人だけでなく、子どもでも発症するといわれています。


おもな症状

 主な症状は頭痛・吐き気・気分が悪くなる・めまい・目がチカチカする・発疹・動悸・不眠などがあります。


発症後の影響

 化学物質過敏症が原因となり、職場や学校に通えなくなる人もいますが、症状に個人差があり、周囲の人には病気と理解されないことが多く、深刻な問題となっています。


原因として可能性のあるもの

原則的にはアレルギー疾患と同様、その患者さんにとって合わない物であれば、何でも原因物質になる可能性があるといわれています。頻度的に、次のような物質が原因物質となる可能性が高く、日常生活の中で身近に存在しています。

<主に屋外>

大気汚染物質、ディーゼル粉塵、排気ガス、除草剤、殺虫剤、花粉、動物の毛など

<主に屋内>

洗浄剤、漂白剤、芳香剤、カビ、ダニ、ちり、動物の毛、防ダニグッズ、防菌グッズ、食品、食品添加物、残留農薬、ガス排気、洗剤、建材、接着剤、ホルマリン、塗料、シロアリ駆除剤など

(注意)上記は、「化学物質過敏症 思いのほか身近な環境問題」(厚生省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー班)を参考に作成。

<その他>
薪ストーブ、床ワックス、整髪料、香水、タバコなど

予防方法など

 現在、確実な治療方法や予防方法もわかっていません。有効な方法としては、原因となる化学物質にさらされないようにすることです。

 まずは香りで困っている人がいることを知り、たくさんの人が集まる場所や共通で使う衣服などには香りが過度にならないように努めましょう。


皆さんができるちょっとした気づかい

  • 人が集まる場所に行くときは香水、柔軟剤など香りの強いものは控えめにする
  • 他人にたばこの煙を吸わせないよう注意する
  • 庭木にまく薬剤を最小限にし、散布するときは近所にひと声かける
  • 家の塗装工事などをするときは、近所に早めに予定を知らせる
  • 薪ストーブを使用するときは、しっかりと乾燥した薪を使い、点火する時間に配慮する  など


関連情報

関連ポスター

 消費者庁 文部科学省 厚生労働省 経済産業省 環境省 作成ポスター 「その香り困っている人もいます」

お問い合わせ

印西市役所健康子ども部健康増進課健康支援係

電話: 0476-33-3270

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