[2024年12月9日]
ID:18940
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千葉県では、令和6年第48週(11月25日から12月1まで)における伝染性紅斑の定点当たり患者報告数が「2.10」となり、国が定める警報基準値「2」を上回っています。ついては、下記をお読みいただき予防に努めましょう。
伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19が原因で起こる流行性の発疹性疾患で、典型例では両頬に蝶翼状(ちょうよくじょう)の紅斑が出現する特徴があり、リンゴのように赤くなることから「リンゴ(ほっぺ)病」と呼ばれることもあります。ほとんどの場合、合併症を起こさず自然に軽快しますが、妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、胎児の異常(胎児水腫)や流産が生じることがありますので、妊婦の方の感染には注意が必要です。
(引用・参考)
◎国立感染症研究所 (伝染性紅斑について)(別ウインドウで開く)
◎千葉県感染症情報センター(伝染性紅斑について)(別ウインドウで開く)
・潜伏期 10~20日
・顔面(頬部)・四肢部の紅斑、発疹、発熱、関節痛、咽頭痛、鼻症状、胃腸症状、粘膜疹、リンパ節腫脹、関節炎など
・予後は通常、良好。ほとんどの場合自然軽快する。妊婦の場合には、胎児水腫または流産を起こすことがあります。
・一度感染すると終生免疫が得られ、一般的に再感染しないとされる。
・飛沫感染、接触感染、血液製剤からの感染(まれ)
・発疹が出現する前の風邪症状の時期が最も感染性が強く、特徴的な紅斑が出現した時点では、周囲への感染性はほとんどないとされています。
・特別な治療法はなく、対症療法が行われます。
・ワクチンは開発されていません。
・飛沫感染、接触感染の防止のため、手洗いの励行や咳エチケットの実施、人混みや症状がある方との接触を避けましょう。
(重要)特に、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある方は、人混みや症状がある方との接触の機会は可能な限り避けましょう。
印西市役所健康子ども部健康増進課感染症予防係
電話: 0476-33-3785
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