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感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)が流行しています

[2025年4月1日]

ID:19460

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感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)はどんな病気?

細菌またはウイルスなどの感染性病原体の感染症です。

原因はウイルス感染(ロタウイルス、ノロウイルスなど)が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。また、エンテロウイルス、アデノウイルスによるものや細菌性のものもみられます。

健康な人の多くは軽症で回復しますが、子どもや高齢者では重症化することもあるため、体調の変化に注意しましょう。

症状は?

潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主な症状は吐き気、おう吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

感染経路は?

人から人へと感染する場合や汚染された食品を食べておこる場合があり以下のような感染経路があります。

  1. 感染者のおう吐物やふん便の不適切な処理や、処理後の不十分な手洗いにより、手や環境中に残ったウイルスが体内に取り込まれた場合
  2. 感染した人が十分に手を洗わず調理し、病原体で汚染された食品を食べた場合
  3. その他の原因により病原体で汚染されている食品を食べた場合

どれくらい発生しているの?

感染性胃腸炎は、例年、11月から増加しはじめ、12月頃をピークとして3月まで多発します。 例年、ノロウイルスが起因ウイルスでは最も多く検出されています。

予防する方法は?

感染性胃腸炎の主な原因となるウイルスはアルコール消毒の効果が乏しいため、流水と石けんによる手洗いをしっかり行うことが大切です。特に排便後や調理、食事の前には、その都度、手を洗いましょう。

おう吐物やふん便を処理する時は、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で処理し、処理後は、石けんと流水で十分に手を洗うことが大切です。 ノロウイルスの汚染のおそれのある二枚貝などの食品を調理する場合は、中心部まで十分に加熱しましょう (中心温度85℃~90℃で90秒以上の加熱)。

次亜塩素酸ナトリウムの消毒液の作り方

0.02%・・・環境消毒*に使用
0.1%・・・おう吐物・ふん便が付着した場合の処理に使用
*家庭や施設において、発生時にトイレのドアノブや手すりなど、多くの人が触れる場所の消毒に使用

(注)次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させるため、金属部分に使用した場合は10分程度たったら水拭きしてください。また、塩素ガスが発生することがあるので、使用時は十分に換気をしてください。

次亜塩素酸ナトリウムの消毒液の作り方(原液濃度6%の場合)
濃度(希釈倍率)  希釈方法消毒場所
 0.02%(200ppm) 3リットルの水に製品10ml環境消毒(ドアノブ、カーテン、リネン類、日用品など)
 0.1%(1000ppm) 3リットルの水に製品50mlおう吐物、ふん便による汚染場所

◎家庭にある次亜塩素酸ナトリウム液で作る消毒液について

市販の漂白剤(塩素濃度約5%)を250倍希釈して作ることができます( 例:5Lの水に漂白剤を20ml入れる。)。 なお、酸素系の漂白剤(商品名:ワイドハイター等)ではなく、塩素系の漂白剤(商品名:ハイター等)でなければ効果的な消毒はできません。 漂白剤を使用する際は、使用方法を守り、塩素系のものと酸素系のものを混ぜたり、熱湯で希釈しない(消毒効果が低下します)ようにしましょう。
塩素系漂白剤:ハイターから作る消毒液(原液濃度5%の場合)
濃度(希釈倍率)  希釈方法消毒場所
 0.02%(200ppm) 5リットルの水に製品20ml環境消毒(ドアノブ、カーテン、リネン類、日用品など)
 0.1%(1000ppm) 5リットルの水に製品100mlおう吐物、ふん便による汚染場所
消毒に使用できる消毒液
 消毒液使用の有無 
 塩素系漂白剤(商品名:ハイター等)   〇 
酸素系漂白剤(商品名:ワイドハイター等)   ✖

治療法は?

ウイルスを原因とする感染性胃腸炎の場合には特別な治療法はありません。つらい症状を軽減するための治療(対症療法) が行われます。乳幼児や高齢者では下痢等による脱水症状を生じることがありますので、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になります。

参考・引用

お問い合わせ

印西市役所 健康子ども部 健康増進課 感染症予防係
電話: 0476-33-3785(総合保健センター内) ファクス: 0476-46-7770