[2026年9月7日]
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昔は、どこの地区でも正月に行われていた「オビシャ」という祭りも今では少なくなりましたが、大切に受け継がれている地区もあります。
「オビシャ」は、本来「お歩射」のことで神事に関する弓矢行事の一種であり、太めの篠竹などによる手製の弓と梅の新梢などを用いた矢で行われています。歩射は、馬に乗って駆けながら的を射る「流鏑馬」に対する神事で、歩いて的を射る行事です。竜腹寺地区では、1月11日に日枝神社に氏子が集まり、神官による祝詞奏上、区長・社司総代・当宿ら代表による玉串奉奠、お神酒での乾杯が行われます。その後、参道で弓を射る儀式に入ります。丸い的をめがけて神官・社司総代・氏子の順で矢が射られます。矢の当否でその年の吉凶を占ったり、厄除けや五穀豊穣と氏子一同の無病息災が祈願されます。その後、青年館で礼酒の儀が行われ、祝宴と移っていきます。宴席には、鶴亀を飾って蓬莱山と呼ぶ供え物が用意されます。
このような「オビシャ」も次第に姿を変え、年初めの懇親の祝宴が主となった地区もありますが、現在でも「歩射」神事を実施しているのは、別所・鹿黒・中の口・竜腹・中根辺田前・平賀・山田地区などです。また、古新田と小林新田のホウソウオビシャ、別所の子安オビシャは女性によって、吉高では印旛沼で漁をする人たちによる水神ビシャ、松虫のお姫オビシャなどが伝えられています。
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