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木下別所廃寺跡と曾谷ノ窪瓦窯跡

[2026年9月7日]

ID:22035

木下別所廃寺跡と曾谷ノ窪瓦窯跡

利根川より南へ約2キロメートル、印西中学校南東側の台地上から、約1300年前の瓦が多数出土しています。

これはかつてこの地に寺院があったことを示すものであり、「木下別所廃寺跡」と呼ばれています。寺院の建立時期は明らかではありませんが、7世紀末から8世紀初頭だと考えられています。

その後の調査により、寺院の中心部と推測される場所には、3つの基壇があり、西側のものは東西約13m、南北約10mの長方形で金堂の跡、東側のものは一辺8.7mの正方形で塔跡、北側のものは東西18.6m、南北13.5mの長方形で講堂の跡ではないかと推測されています。

これは、法起寺式(奈良県生駒郡斑鳩町)の伽藍配置と呼ばれ、近隣では栄町の龍角寺も同様の配置をとるとされています。

また、寺院跡からは軒丸瓦や平瓦などが出土しています。軒丸瓦の蓮華文は、房総で最初に山田寺式(奈良県桜井市にある蘇我倉山田石川麻呂によって641~685年にかけて建立された寺院で使われている瓦)の瓦が使用された龍角寺出土の「三重圏八葉単弁蓮華文」と同形のものとされており、この点からも龍角寺を建立した人々との強い関係性を伺うことができます。

さらに、別所廃寺北側の台地斜面からは、曾谷ノ窪瓦窯跡と呼ばれる瓦窯跡が見つかっています。窯跡は3基確認されており、木下別所廃寺と同じ瓦が出土していることから、寺院の瓦はこの窯跡で焼かれたものと考えられます。


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印西市役所教育委員会 生涯学習部文化振興課文化財係

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