[2026年9月7日]
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現在の鳴沢は、昭和初期に入植開墾された地区です。この地区の開拓を記念して昭和29年11月20日付けで開拓碑が建てられました。この碑文によると大正8年4月5日に公布された開墾碑助成法により地主に対して開墾補助金を支給して開墾を奨励していました。そのひとつとして鳴沢地区に小作農地として入植者を募ったところ、最初に入植したのは5戸の家族で、一部の土地は隣接地域の村の人たちが出入りして耕作していました。最初はわずか5戸の農地の入植でしたが、鳴沢という地区がこうして誕生しました。
鳴沢地区にも戦争の影が近づいてくると、出征していく人もでてきました。その戦地に赴く人の出征祈願をする神社は鳴沢にはなかったので、町内会を同じにしていた宗甫の鎮守である皇太神宮に祈願していました。しかし、昭和19年に「このムラにも神社をつくり、みんなの無事を祈ろう」という話になり、宗甫鎮守神宮にお願いして地区で一番高い場所に豊作稲荷神社を建立しました。周囲には桜の木を植え、祭礼の日を開拓碑を建立した11月20日と同じ日に決め行っています。こうして稲荷神社を祀ることによって鳴沢地区全員が氏子となり、神社行事を通してその結びつきを一層深めています。
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