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印西平和の鐘

[2026年9月7日]

ID:22159

印西平和の鐘

印西市役所の1階ロビーには印西平和の鐘が展示され、毎年8月15日に市役所玄関前でこの鐘をつき、戦死者を追悼し、世界の恒久平和を祈念しています。

この鐘は重要無形文化財保持者(人間国宝)であった故香取正彦(1899~1988)が、父である香取秀真(1874~1954)の生家が船尾であった縁から、生前制作に取り組んでいたものを、1991年2月に遺族より寄贈されたものです。

香取秀真は東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業した後、母校にて鋳金史を講義するとともに金工家として多くの作品を残しました。そして、工芸の発展振興に尽力した功により1953年に文化勲章をうけました。また正岡子規に師事し歌人としても著名でした。

香取正彦は、秀真と同様に東京美術学校の鋳造科に進み、伝統的な鋳金技法を取り入れながらもモダンなデザイン感覚を生かした清新な作風を示しました。そして、戦時中に多くの鐘が金属供出のため破壊されたことに衝撃を受け、1950年より父秀真の喜寿を機に父子共銘「平和喜の鐘」の制作に取り組みました。その後秀真の逝去により「平和余韻の鐘」として梵鐘の制作を続けました。1963年には成田山新勝寺の梵鐘を制作、1967年には広島原爆記念日に使用している「広島平和の鐘」を制作しました。制作した梵鐘は150鐘をこえたといわれています。

印西平和の鐘は、この「広島平和の鐘」と同じ型で、高さ76センチメートル、口径45センチメートル、重量140kgです。鐘の正面には、故吉田茂首相の筆による「平和」の文字が刻まれ、裏面には「印西市の為に」と刻まれています。撞座の左右には瑞鳥が描かれています。

お問い合わせ

印西市役所教育委員会 生涯学習部文化振興課文化財係

電話: 0476-33-4714

ファクス: 0476-42-0033

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