[2026年9月7日]
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鹿黒地区の七夕行事は、「七夕様」「七日盆」「盆初め」などと呼ばれ、8月に月遅れで行われています、小・中学生の男の子たちが、親方と呼ばれるリーダーを中心に進めます。
8月に入ると7~8mある大きなマダケを伐り出し、八幡神社に運びます。半紙で紙縒りを作り、色紙の短冊を竹に結び付けます。木太刀に担ぎ縄を結び、太鼓をのせるリヤカーの飾りつけをします。
6日の夕方から、地区の家々を悪魔払いに回ります。榊を持った祓い役、太鼓をのせたリヤカーのあとに、木太刀を担いだ中学生が続きます。家の前までくると、ワーッと大声を出しながらリヤカーをぐるぐる回して騒ぎ、続いて木太刀を4人で何度も大きく振り上げ、地面に打ちつけます。終わるとオヒネリをいただきます。80軒もの家を回ると夜も10時を回ります。拝殿で差し入れの夜食をいただいて、ひと晩おこもりをして過ごします。オヒネリは年齢に応じて分配します。
翌朝は夜明けとともに起き出し、タメと呼ばれた池の跡に竹飾りを運び、立ち上げます。長く重い七夕飾りは、立てるのも大変です。タメは20年ほど前に埋められましたが、かつては稲の種籾をひたし、田の用水源ともなった大切な池でした。「七夕様」が終わると、大人は共同墓地の清掃に集まり、ご先祖様の霊を迎える準備が始まります。
近ごろの子どもたちは夏休みも部活動や塾で忙しく、また少子化もあって準備の人数が揃いにくくなっています。木太刀を4人で担げる小振りのものにしたのは10年ほど前のことです。悪魔祓いでは大通りの横断などの危険から子どもたちを守るため、氏子会や消防団が応援に出ています。しかし時代は変っても、七夕行事を今後も大切に受け継いでいきたいと、地区の方々は考えています。
印西市役所教育委員会 生涯学習部文化振興課文化財係
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