[2026年9月7日]
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六軒の鎮守は水神社と厳島神社の二社合祀で、通常は弁天様と呼ばれて親しまれています。厳島神社は、六軒の開拓に携わった宮島勘右衛門が安芸(広島県)の宮島より観請したものといわれています。祭神は市杵島姫命で、航海・豊漁・芸術の神とされ、のちに仏教の弁財天と習合して水の神とされました。一方、水神社の祭神は罔象女神で、鎮火、水の神とされています。
厳島神社の例祝日は、かつて大森の鳥見神社と同じ10月17日でしたが、大正初期に大森の若衆との間で激しいけんかとなったことから、大正10年からは7月中旬の3日間となりました。六軒橋の袂に御仮屋を建て、御幣、神輿、山車、町内の世話人、神官、大杜(祭りの責任者)などの行列が町内を巡行します。山車には囃子方が乗り込んで賑やかに演奏します。
また昭和20年代ころまで、祭りの期間中に「弁天相撲」が行われました。六軒だけでなく、近隣の村々から若者が集まり、四股名で出場しました。当時は利根川流域は相撲が大変盛んで、主な河岸場の町では祭礼の際に奉納相撲を行うところがたくさんありました。各地の祭礼の日は少しずつずれていたため、力自慢の者たちは主な奉納相撲に順に出場して力を試したといいます。その中でも六軒の弁天相撲は有名で、大正時代には、横綱「鳳」や前頭「滝の音」など六軒出身の力士を輩出しました。今も境内に残る土俵や、鳳関の記念碑が往時を偲ばせます。
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