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妙見神社の鳥オビシャ

[2026年9月7日]

ID:22211

妙見神社の鳥オビシャ

浦部の字神台の高台は中世城郭「龍崖城」の跡といわれています。その西南隅にある妙見神社は、龍崖城主大菅豊後守正氏の家臣の末裔といわれる浦部の中村一族10軒ほどにより氏神として祀られています。そして、毎年2月22日には、中村一族によって鳥オビシャが行われます。

オビシャとは、一般に年の初めに弓矢で的を射てその年の作物の豊凶を占う予祝行事で、千葉県をはじめ関東地方で広く行われています。しかし射事は行わず、村の成員が集まって、決めごとや共同飲食を行うだけの地域も多くみられます。そしてこの時、里芋や大根などで「蓬莱山」とか「島台」と呼ぶ鶴亀や松竹梅などの作り物を飾るということも、よく行われています。

浦部の妙見神社のオビシャの特徴は、集落ではなく一族の行事であること、そして「蓬莱山」の代わりに、色鮮やかな「鳥山」と呼ぶ鳥の飾り物を一族の各家がそれぞれ作って持ち寄ることにあります。

鳥山作りは、オビシャの前日2月21日の夜から中村一族の各家で家族や親類縁者が集まって行います。新粉餅を搗いて色を付け、小さな鳥を形作っていきます。翌朝、家の主人が鳥に墨で目を描き背中に金粉を塗って、藁の台座に刺した梅の枝や竹にとまらせます。美しく仕上げた「鳥山」は、その年のヤドの家に集められ、ご神体と共に床の間に飾られます。ヤドは中村一族の総本家を中心に三家が毎年順に持ち回ります。ヤドでは観音経の読誦や神官による神事、その後精進料理で直会(酒宴)を行います。一方妙見神社では、参詣者にご神酒や料理が振舞われ、悪魔払いと農耕の安穏の祈りを込めた鳥山の鳥が配られます。

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印西市役所教育委員会 生涯学習部文化振興課文化財係

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