[2026年9月7日]
ID:22334

山田と瀬戸の境に印旛沼捷水路があります。これは北部調整池と西部調整池を結ぶ水路で、赤や青の橋が数本架けられ、美しい景観を見せています。また、季節を通じて絶好の淡水魚の釣り場にもなっていて多くの釣人が訪れています。
昭和41年(1966)この捷水路の開削中に市井橋にある北側100m、地表下約23mの砂の層から下顎骨にしっかりついた2本の歯の化石が発見されました。さらに周辺から一個体分の動物の化石骨が頭部を北にし、足を東側に向けて、ほぼ完全な形で出土したのです。
この化石の鑑定を国立科学博物館に依頼したところ、約3万年前のナウマン象の化石骨であることが判明しました。日本列島がまだ大陸と陸続きであった10万年前には、ナウマン象のような大型動物が相当数列島にも生息していたことが知られていて、このナウマン象も水辺へ水浴びにでも来て沼に落ち込んだものと考えられます。こうした完全な一個体分の出土は、日本では最初のもので、その後復元が試みられ、同形の模型が現在房総風土記の丘資料館に展示され、その雄姿を見ることができます。また発掘された場所には銘板があります。
印西市役所教育委員会 生涯学習部文化振興課文化財係
電話: 0476-33-4714
ファクス: 0476-42-0033
電話番号のかけ間違いにご注意ください!