[2026年9月7日]
ID:22362

岩戸の臨済宗妙心寺派西福寺は、岩戸城跡内にあります。
鎌倉時代の終わり頃の臼井周辺は、臼井氏一族の志津・岩戸・師戸・用草氏が小武士団を結成していました。岩戸城主は、江戸時代の様々な文献により、鎌倉時代の終わり頃に臼井城主臼井祐胤に仕えた岩戸胤安と伝えられます。同時に過去帳によれば、胤安・胤親父子は文保2年(1318)、臼井氏一族の志津胤氏に攻められ城中で自刃しています。また、寺伝では、臼井城主臼井興胤の子道安和尚による文和2年(1353)創建です。興胤は幼少の頃、志津胤氏の策謀から胤安に助けられた経緯があり、足利尊氏に従う等して臼井城に復帰後、胤安の霊をなぐさめるために西福寺を建立したと伝えられます。本尊は釈迦如来です。その後文化元年(1804)に消失し、明治10年(1877)に再興され、また移築されたとのことです。
城跡は、現在の西福寺と墓地がある高さ3m~4mの土塁や空堀で囲まれた一辺70m~90mの方形区画と周囲の曲輪に構成され、全体では120m×150mの大きさです。
平成2年同寺の墓地造成に伴い土塁囲みの中の一部約500平方メートルが発掘調査されました。中世岩戸城跡・近世西福寺、或いは陣屋の建物も重なって検出されたと考えられます。
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