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岩戸陣屋跡

[2026年9月7日]

ID:22375

岩戸陣屋跡

陣屋は、江戸時代の大小の大名のうち、城を構えない場合の本拠地として造られたもので、いろいろな形があります。

岩戸陣屋跡については、岩戸の市場の名主役を務めた家に、天和4年(1684)、米津出羽守の位牌が伝えられ、陣屋と呼ばれる土地を殿様から拝領したという伝承が残されています。また、江戸時代初期の土地台帳に「殿屋敷」「西福寺」の名があります。米津氏は、徳川(松平)氏に代々使え、田正は家康・家忠に仕え慶長9年(1604)、下総国印旛郡・相馬郡・香取郡・上総国埴生郡ほかで5千石を与えられ、岩戸村も含まれます。その子田盛も秀忠に仕え、寛文6年(1666)に大坂定番となり、摂津・河内両国で1万石を加増され旗本から大名になりました。この田盛が、位牌の人物に推測されますので、1604~1666年の間に岩戸村に陣屋が営まれていた可能性があります。

この陣屋跡は、西福寺のある中世岩戸城跡の範囲に設けられたことが推測されます。岩戸城跡は約70m~90m×100mの主郭と約50m×110mの副郭からなります。主郭の中は西福寺の墓地造成工事に先立ち発掘調査が行われました。多くの建物の柱穴や墓穴が見つかり、中世~近世の陶磁器等の遺物も出土しました。これらの遺構の上には40センチメートルほどの厚さの盛り土が載っていました。ただ、見つかった遺構の一部や盛り上げた土が陣屋の時のものなのか、或いは陣屋自体は副郭の方にあったものなのか等はわかりません。

お問い合わせ

印西市役所教育委員会 生涯学習部文化振興課文化財係

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