[2024年3月1日]
ID:8510
麻しん(はしか)とは、麻しんウイルスの感染によっておこる感染症です。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。
免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
ウイルス感染後、約10日から12日の潜伏期の後、発熱や鼻水、咳、目の充血等が認められます。この症状が数日続いた後、全身性の発疹が現れ高熱は更に3日か4日続きます。
麻しんには特異的な治療法が無く、対症療法が中心となります。感染から回復までの約1か月間は免疫機能が低下するため、脳炎や肺炎等の重篤な合併症を引き起こす場合もあり注意が必要です。
海外において、麻しんが流行しています。今後、国内においても海外からの輸入症例を契機とした感染伝播が懸念されています。最新の情報を国立感染研究所のホームページでご確認ください。また、麻しん罹患歴や予防接種歴を確認し感染予防に心がけてください。
▶麻疹(ましん)発生動向調査(国立感染症研究所)(別ウインドウで開く)
▶麻しんの情報(千葉県感染症情報センター)(別ウインドウで開く)
麻しんは感染力が極めて強いため、1人の発病者から多くの人に感染します。
麻しんを予防するには、麻しんワクチンの予防接種が有効といわれており、あらかじめ定められた期間に予防接種を受けることが大切です今まで麻しんにかかったことが無い方で、麻しんのワクチンを接種したことが無い、または1回のみの接種の方についても、ワクチンを接種することをお勧めします。
生まれ | 定期予防接種 |
---|---|
~1972(昭和47)年9月30日 | 未接種の可能性 |
1972(昭和47)年10月1日~1990(平成2)年4月1日 | 1回(追加接種措置対象外) |
1990(平成2)年4月2日~2000(平成12)年4月1日 | 1回(追加接種措置対象) |
2000(平成12)年4月2日~ | 2回 |
◎1972(昭和47)年9月30日までの人は、定期接種が始まっておらず。ワクチンを1度も接種していない可能性があります。
◎定期接種が始まる前の世代では、幼少期に感染していることが多く、ワクチンを接種していなくても抗体が十分あることも多いといわれていますが、感染していない人は、予防接種で予防をしましょう。
麻しんと思われる症状が見られたら、早めに受診しましょう。
受診の際には、必ず事前に医療機関に麻しんの疑いがあることを連絡し、周囲への感染を防ぐために公共交通機関の利用を避けて受診されますようお願いいたします。
印西市役所健康子ども部健康増進課感染症予防係
電話: 0476-33-3785
電話番号のかけ間違いにご注意ください!