[2026年9月29日]
ID:22627
議長のお許しをいただきまして、令和8年台風第25号に伴う災害状況等について、ご報告申し上げます。
大型で強い台風第25号は、9月21日に千葉県に接近し、県内各地に激しい雨をもたらし、市内でも土砂崩れや浸水による住宅被害、農作物や設備等への被害が発生したほか、道路冠水により、尊い命が失われました。
ここに、お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた皆様に、心からお見舞いを申し上げます。
はじめに、主な被害状況について、申し上げます。
人的被害といたしましては、22日、県道4号千葉竜ケ崎線の水没した車両付近において男性1名が発見され、搬送先で死亡が確認されました。このほか、行方不明者及び負傷者は確認されておりません。
住家被害につきましては、今後、罹災証明書の発行に伴う現地調査等を進める中で、さらに多くの被害が確認される可能性があります。
現在の罹災証明の受付件数は、33件でございます。
その上で、現時点で把握している被害として、土砂災害による住家被害が31件あり、このうち、全壊2棟、半壊3棟、一部損壊8棟となっております。
また、浸水被害として、床上浸水8棟、床下浸水7棟を確認しております。
このほか、民地における土砂崩れが33か所、道路における土砂崩れが41か所で発生しております。
道路の通行止めにつきましては、22日から、八千代方面、成田方面、酒々井方面へ向かう国・県道が冠水により通行止めとなっておりましたが、現在は解除されております。
一方、市道では、師戸江川線が土砂崩れにより、吉田岩戸線が冠水により、現在も通行止めとなっております。
次に、北印旛沼、長門川の堤防決壊、及び西印旛沼周辺の内水による災害の状況について、申し上げます。
台風第25号の接近前から降雨が続き9月20日から21日にかけての48時間雨量は300ミリを大きく超え、笠神の雨量計では、一部データに欠落があるものの、326ミリを記録しています。
これに伴い印旛沼の水位も上昇し、9月22日午前5時には、西印旛沼の水位が計画高水位4メートル25センチのところ、5メートル4センチを記録しました。
22日未明には、北印旛沼の成田市下方(したかた)及び成田市船形干拓で堤防が決壊し、その後、長門川の栄町酒直においても堤防が決壊し、その影響により、将監川や旧長門川が越水し、周辺の地域に浸水被害が生じました。
一方で、岩戸干拓、吉田干拓においては、印旛沼への排水機場のポンプが水没により故障し、周辺の住宅、農地、道路等、広範囲に冠水が生じました。
これまで、国土交通省から2台、農林水産省から4台のポンプ車で排水を行っております。
また、帝国繊維株式会社様から排水支援として、ポンプ車1台の提供をいただいております。
引き続き、排水作業を実施していただいております。
次に、市の対応状況についてご説明いたします。
台風第25号の接近に伴い、21日午後1時に、災害対策本部設置前の体制となる「警戒体制」をとり、第1配備職員を参集するとともに、都市建設部職員による道路対応体制を整え、道路パトロールや通報のあった箇所の安全対策を実施しました。
また、同日午後1時53分には、土砂災害警戒区域を対象とした自主避難のため、特別避難所10か所を開設しました。
その後、午後2時24分にレベル4土砂災害危険警報が発表されたことを受け、直ちに災害対策本部を設置し、情報収集及び道路対応の体制を強化するとともに、午後2時30分には、土砂災害警戒区域を対象に「避難指示」を発令しました。
また、午後5時35分には、印旛沼の水位上昇を受け、印旛沼周辺にお住まいの方に対して「避難指示」を発令しました。
さらに、午後8時20分には、北総鉄道の運行停止に伴い、帰宅困難者への対応要請を受け、その対応に当たりました。
千葉ニュータウン中央駅では、コスモスパレットで21名の受け入れを行いました。
また、印西牧の原駅及び印旛日本医大駅では、近隣のホテルのご協力をいただき、10名を受け入れていただきました。
翌22日午前6時5分にレベル4土砂災害危険警報が解除されたことを受け、避難指示を解除するとともに、印旛公民館及び本埜公民館を除く特別避難所8か所を午前7時に閉鎖しました。
その後、印旛沼の水位低下を受け、午後4時50分に本埜公民館の避難所を閉鎖しましたが、旧長門川及び将監川の一部で越水が発生したことから、本埜公民館を避難所として再度開設しました。
なお、印旛沼、長門川、旧長門川及び将監川の水位が低下したことから、24日午後6時50分に避難指示を解除し、全ての避難所を閉鎖いたしました。
また、災害対策本部については、9月21日に設置し、被害状況、今後の対応方針及び各取組事項の進捗状況を確認するとともに、私から必要な対応を指示しております。
これまで計6回の会議を開催し、現在も全庁を挙げて災害対応に取り組んでおります。
次に、被災された皆様への支援について申し上げます。
台風第25号災害復旧対応方針に基づき、人命と安全を最優先に、被災された方々の生活再建と地域の早期復旧に向けた取組を進めております。
具体的には、土砂災害や浸水被害を受けたすべてのお宅を訪問し、被害状況や必要な支援を直接確認しております。
その上で、安全確保や危険箇所への対策、市民相談窓口の設置、災害ごみの収集、土のうやブルーシートの配布、ボランティアの派遣、宿泊先の確保に向けた支援など、被災された皆様一人ひとりに寄り添い、必要な支援をきめ細かく進めております。
私自身も、発災直後から連日、市内各所の冠水箇所や被災現場に赴き、被害状況の把握に努めてまいりました。
現地では、被災された中にあっても復旧作業に懸命に取り組まれている市民の皆様や、支援に当たられている関係者の皆様の姿に接し、改めて今回の災害が市民生活に及ぼした影響の大きさを痛感しております。
市では、国、千葉県及び関係機関と緊密に連携しながら、人命と安全の確保を最優先に、被害状況の把握、道路や公共施設等の復旧、そして被災された皆様への支援に全力で取り組んでおります。
今後も、市民の皆様に寄り添いながら、一日も早く安心した生活を取り戻していただけるよう、生活再建への支援と災害からの復旧・復興に、市を挙げて取り組んでまいります。
また、このたびの災害対応に当たり、ご尽力いただいている消防、警察をはじめとする関係機関の皆様、消防団の皆様、協力いただいている事業者の皆様、そして地域で支え合いながら復旧活動に取り組まれている市民の皆様に、改めて深く感謝を申し上げます。
なお、このような状況下において、市主催事業であります、
10月11日に開催予定のINZAIまちフェス、
10月12日に開催予定のスポーツ健康フェス、
10月18日に開催予定の総合防災訓練については、
職員の負荷及びイベントに協力いただいている方々も災害対応に当たっている方が多い状況にあることから、中止することと判断いたしました。
現在、このほかのイベントについては実施予定ですが、また状況に変化があればお知らせさせていただきます。
以上、台風第25号に伴う災害状況等についての報告とさせていただきます。
令和8年9月29日
印西市長 藤代 健吾
印西市役所総務部秘書広報課秘書室
電話: 0476-42-5115
ファクス: 0476-42-1150
電話番号のかけ間違いにご注意ください!