[2025年12月18日]
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認知症は高齢者に多いものですが、65歳未満で発症した場合「若年性認知症」と言われます。
若年性認知症の多くは働き盛りの年代で発症するため、仕事や家事に支障が出て、経済的な問題や家族の状況に影響を与えることがあります。
「認知症」は病名ではありません。様々な病気によって認知機能が低下し、日常生活に支障が出る状態を「認知症」と言います。一番多いのはアルツハイマー病によっておこる、「アルツハイマー型認知症」。脳梗塞や脳出血による「血管性認知症」、脳の前頭葉部分の萎縮による「前頭側頭型認知症」、レビー小体というたんぱく質が引き起こす「レビー小体型認知症」、外傷による脳の損傷によって発症する認知症などがあります。
病気による症状に大きな違いはありません。
若年性認知症の方は、変化に気づいても認知症とは思わず、受診が遅れる場合があります。受診してもうつ病や更年期障害など別の病気の診断を受けることがあります。
経済的な問題が発生する可能性が高いのも若年性認知症の特徴です。家計を支える家族や、高齢の親が介護者になることがあります。一方、体力はあるので、周囲の理解と支えがあれば就労やボランティアなどの活動が可能です。
〇同じことを何度も聞く
〇伝言したことが伝わらない
〇よく知っている道(通いなれた通勤路など)で迷う
〇使い慣れた家電の使い方がわからない
〇テレビや新聞、SNSなどを見なくなる(関心がなくなる)
〇好きだった趣味の活動をしなくなる
〇着替えやお風呂、身だしなみを整えることをしなくなる(嫌がる)
〇今までやっていた仕事の手順がわからない、あるいは時間がかかるようになる
〇上司や同僚、取引先の名前がわからなくなる
〇すぐにメモが取れず、メモを取ってもそのことを忘れる
〇約束を忘れる
〇作りなれた料理が作れない(味付けが変わった)
〇何度も鍋を焦がす
〇同じものをいくつも買ってくる
〇季節に合った服装が選べない
〇子ども(家族)の行事を忘れた
〇物の名前が出てこない
〇些細なことで怒りっぽくなる
〇ゴミ出しやレジの順番待ちなどのルールが守れなくなる
〇ATMや駅の券売機が使えなくなる
〇会話が何となくかみ合わなくなる、的外れな答えが返ってくる
若年性認知症の場合、少々ミスをしながらも仕事や家事をしているので、それが認知症のせいと思わないことがあります。疲れや、更年期障害、あるいは精神的な病気と思って受診し、誤った診断を受けたまま時間が過ぎてしまうこともあります。若い人にも認知症があることを知り、できるだけ早く受診することをお勧めします。
印西市若年性認知症リーフレット

千葉県が設置している若年性認知症専用相談窓口(別ウインドウで開く)に、若年性認知症コーディネーターがいます。
仕事に関すること、医療福祉の情報提供など、若年性認知症特有の相談に対応してくれます。
月・水・金の9:00から15:00 電話 043-226-2601
千葉県若年性認知症コーディネーターによる相談窓口のライン公式アカウントが開設されました。
随時、イベントなどの情報を掲載していきます。友だち追加で閲覧可能となります。
友だち追加はこちら(https://line.me/R/ti/p/@131xxsgv)
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かかりつけ医がいる方は、まずその先生に相談します。勤め先に産業医がいる方は、その医師に相談してもよいでしょう。必要があれば専門医療機関への紹介状を書いてもらいます。
認知症を診てくれる医療機関や医師の情報について掲載した、「認知症ケアパス」(別ウインドウで開く)も参考になります。
日本医科大学千葉北総病院内にある「認知症疾患医療センター(別ウインドウで開く)」や市内5か所にある「地域包括支援センター(別ウインドウで開く)」に相談することもできます。
認知症について知りたいこと、不安な気持ち、何をすればいいのか変わらない焦りなど、取り留めない気持ちをお話してみませんか?診断を受けてすぐは難しいかもしれません。自分に合う場所がすぐには見つからないかもしれません。話したい気持ちが出てきたら、お待ちしています。
★若年性認知症家族の会(高齢者福祉課包括支援係(0476-33-4593)までご連絡ください)
印西市役所福祉部高齢者福祉課包括支援係
電話: 0476-33-4593
ファクス: 0476-40-3881
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