[2024年2月14日]
ID:14992
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組成分析とは、ごみ袋の中にどのようなものがどれくらい入っているかを分析し、分別の状況などを確認する調査で、年1回程度実施しています。
ごみの組成を明らかにすることは、ごみの収集・処理方式や、ごみの減量化の推進を図る上で、分別方法・啓発の方向性等を見出すために基礎的なデータとして非常に重要です。
市内の集積所から6か所を選定し、各集積所で3袋の燃やすごみをサンプルとして抽出(サンプル重量72.65kg)し、組成ごとに分類して重量を計量し、内容物の構成比(湿潤状態)を算出しました。
また、集積所の選定は、
住宅の団地にある集積所2か所(サンプル重量22.29kg)、
アパート等にある集積所2か所(サンプル重量22.08kg)、
農業集落地域にある集積所2か所(サンプル重量28.28kg)
の合計6か所として、集積所の分類毎に分析を行えるように設定し調査しています。
令和5年12月6日及び7日に調査を行いました。
今回サンプルとして抽出した燃やすごみ袋を分析した結果、「印西市全体」分(72.65kg)の79.1%(57.51kg)が燃やすごみ、20.7%(15.05kg)が資源物、0.1%(0.09kg)が燃やさないごみという結果になりました。
詳細にみますと、サンプルとした燃やすごみ袋内の
46.7%が厨芥類(生ごみ、食品ロス)
29.1%が燃やすごみの紙類(ティッシュペーパー等)
13.2%が資源物の紙類(お菓子の箱等)
4.2%が資源物のプラスチック製容器包装(お菓子の袋等)
2.6%が可燃プラ類(洗面器等)
1.4%が資源布類
1.0%が資源物のレジ袋
0.5%が可燃布類
の順に多く含まれています。
なお、燃やすごみ袋中、食品ロスは5.2%含まれています。
今回サンプルとして抽出した燃やすごみ袋を分析した結果、「住宅の団地」分(22.29kg)の89.7%(20.00kg)が燃やすごみ、10.2%(2.29kg)が資源物という結果になりました。
詳細にみますと、サンプルとした燃やすごみ袋内の
53.4%が厨芥類(生ごみ、食品ロス)
32.8%が燃やすごみの紙類(ティッシュペーパー等)
5.4%が資源物の紙類(お菓子の箱等)
3.5%が資源物のプラスチック製容器包装(お菓子の袋等)
2.6%が可燃プラ類(洗面器等)
1.1%がペットボトル
の順に多く含まれています。
なお、燃やすごみ袋中、食品ロスは1.4%含まれています。
今回サンプルとして抽出した燃やすごみ袋を分析した結果、「アパート等」分(22.08kg)の74.6%(16.48kg)が燃やすごみ、25.0%(5.53kg)が資源物、0.3%(0.07kg)が燃やさないごみという結果になりました。
詳細にみますと、サンプルとした燃やすごみ袋内の
43.2%が厨芥類(生ごみ、食品ロス)
27.3%が燃やすごみの紙類(ティッシュペーパー等)
12.4%が資源物の紙類(お菓子の箱等)
5.3%が資源物のプラスチック製容器包装(お菓子の袋等)
4.1%が資源布類
3.9%が燃やすごみのプラスチック類(洗面器等)
の順に多く含まれています。
なお、燃やすごみ袋中、食品ロスは7.0%含まれています。
今回サンプルとして抽出した燃やすごみ袋を分析した結果、「農業集落」分(28.28kg)の74.4%(21.03kg)が燃やすごみ、25.5%(7.23kg)が資源物、燃やさないごみは0.1%(0.02kg)という結果になりました。
詳細にみますと、サンプルとした燃やすごみ袋内の
44.3%が厨芥類(生ごみ、食品ロス)
27.5%が燃やすごみの紙類(ティッシュペーパー等)
19.9%が資源物の紙類(お菓子の箱等)
3.8%が資源物のプラスチック製容器包装(お菓子の袋等)
1.6%が燃やすごみのプラスチック類(洗面器等)
の順に多く含まれています。
なお、燃やすごみ袋中、食品ロスは6.8%含まれています。
リサイクル可能な資源物(紙類・容器包装プラスチック等)が分別されず、まだまだ燃やすごみとして出されている現状が把握できました。
資源物は、分別して集積所に出すことで資源の循環が図れますし、有価物集団活動により有価物として取引することで資源化を促します。
ごみの分別については、市でごみの分別を説明する動画を作成しておりますので、ご覧ください。(別ウインドウで開く)
ご要望により、ごみの減量化等説明会を開催し、ごみの分別方法や減量化などについて説明しておりますので、ご検討ください。(別ウインドウで開く)
有価物集団活動については、市で奨励金を交付しておりますので、ご検討ください。(別ウインドウで開く)
割合としては低いものの、燃やすごみ袋の中に燃やさないごみが混入していることも確認できました。
不適物の混入は、収集されてしまった場合にごみ処理上の支障が生じるだけでなく、
収集不適物として収集されなかった場合には集積所を管理している近隣住民の方々の負担ともなってしまいます。
燃やすごみの内訳を考えたとき、厨芥類(生ごみ、食品ロス)が大部分を占めていることが重要です。
生ごみの減量を推進することで全体のごみ量の減量も推進できることが分かります。生ごみの水切りや、生ごみ処理容器・処理機での減量、野菜くずなどは庭や畑の土に埋めることで微生物・土中生物による分解を促すなど、生ごみの減量には有効な対策があります。
生ごみ処理容器・処理機については、市で補助金を出していますので、ご検討ください。(別ウインドウで開く)
食品ロス(本来食べられるのに捨てられてしまう食品)は食べきれる量を購入・調理し、余ったものは寄付して活用することで無くしていくことも大事です。
食品ロス削減につながるフードバンク・フードドライブにご協力をお願いします。(別ウインドウで開く)
今回の結果は、あくまでサンプルに対する分析なので、皆さま一人一人のごみ分別・減量への取組みをそのまま反映したものではありませんが、皆さまのごみ分別・減量の取組みになお一層のご協力をお願いします。
印西市組成分析結果
印西市役所環境経済部クリーン推進課推進係
電話: 0476-33-4504
ファクス: 0476-42-7242
電話番号のかけ間違いにご注意ください!